青空と紙風船

就労サポートセンター紙風船の日常をBlogでお伝えいたします

仲間のこと、どこまで伝えていいのだろう?~ビジネスマナー講座~

2023年04月26日 | 就労訓練

最近、お休みの日にメンバーからこんな話を聞くことが増えました。

「土曜日に、〇〇さんとイオンで会いました!」

「日曜日に卒業生△△さんとツタヤで会いました!」

「偶然バスで☆☆さんと会いました!」

 

お話を聞いていると、とても楽しそうです。

知り合い、仲間、友達…

人づきあいの親しさは、いろんな表現があります。

人と人とが知り合って、お互いのことを伝えあい、仲良くなることは賛成です。

 

でも…みんな、聞かれたことは全部伝えていいのでしょうか?

自分のことはどこまで伝えるのか、自分で考えたことはありますか?

そして他の仲間のことは、どこまで伝えていいのでしょうか?

 

皆が紙風船での出来事のあれこれをたくさんお話しているようで…

それは、お友達同士の会話であればよくあることかもしれないのですが…

 

いい機会です。

「自分を守ること」や「他の人のプライバシーを守ること」について

皆で考えてみようと思いました。

 

ちょっとこじつけのようですが、「ビジネスマナー講座」の時間に

「人づきあいのマナー」として取り上げました。

 

最近よくある例を出して…

まずは「普段はどんな風に答えているだろうか?」のロールプレイ。

 

卒業生〇〇さんに偶然会いました。

Aさん:「こんにちは。久しぶりですね!お元気ですか?」

Bさん:「こんにちはー。はい。元気です。」

A:「そういえば、△△さんは就活していましたが、どうなりましたか?」

B:「あ、はい。△△さんは、元気に就職しています!」

A:「それは良かった…。では、また!」

 

特に何が悪いわけでもない会話。

でも、Bさん役だったメンバーはちょっと首を傾げています。

「言って良かったのかな?」

 

そう。

そこです。

言ってよかったのでしょうか?

 

その後は、皆で検証。

意見を出し合って、確認作業です。

「就職は良い事だから、言って良いと思う」

「就職できたことは良いことだけど、だからと言って何でも言っていいわけでは無い」

「もしかしたら、言ってほしくない人もいるかもしれない」

「『許可』が必要」

 

何が正解か、ということよりも、

ちょっと立ち止まって考えてみてください。

今後、実際に皆が街中で出会ったときのために。

いずみまさこ


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