知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

施設と医療との密接な関係

2009年10月15日 | Weblog
施設によっては、同じ法人内で医療関係の施設が併設されているところもあると思います。


私のところの施設は、郊外の山のふもとにあり、医療関係の施設を利用する際(通院等)には、公用車を使い最低でも15分以上行かなくてはなりません。

ただ、一般の医院や大きな病院も含め、おおよそが30分程度の距離にあるため、それほど苦労は感じないと思います。


施設利用者は、年齢を重ねるにしたがい、様々な病気にかかります(これは一般の方と同じです)。ただ、症状によっては、簡単に1回の通院ですむ場合や、何度も通う必要のあるときもあり、それが人数が増えるにしたがい、職員の負担も徐々に大きくなります。


現在、専属の看護師はいますが、なかなか手が回らずに、一般の支援員も通院の手伝いをします。(といっても、送り迎えや症状等の報告等が主ですが・・)


医療関係側も、いつもお世話になっているためか、結構施設のことを理解してくださり、施設側ならこういうことは出来るか?とか、出来る範囲のことを説明してくれます。
意外に、施設を理解されてない場合(特に、どういう体制で動いているのか?また職員はどの程度のことが出来るのか?等)もあり、説明が必要なときもあります。


医療関係とは、常に密接な連絡を取り合い、適切な処置を行うことが必要ですね。施設は、集団生活であり、ひとつ対応を間違うと大変なことになります。

そういう意味でも、医療関係施設や関係の方々との、信頼関係も必要です。


同時に、施設を理解していただくことも必要になり、通院時の職員の心構えや対応も大事にしています。



その中でも、一番関係の深いのが、精神科の医療ですね。


多くの利用者の方が、精神科の薬の処方を受けています。(以前にも書きましたが・・)

職員が、それぞれの受け持ちの利用者の方の様子を、的確に把握し、状況を報告する(定期的に、専用の用紙にて)ことで、看護師が直接担当医から説明を受け、また投薬に限らず、どういった対応方法がいいのか?という部分まで、相談します。



この方法になってから、随分と時間がたち、今では比較的スムーズに取り組めています。

この方法だと、年度が変わり担当者が変わっても、同じ方法で取り組める利点もあります。


具体的には、また次回に・・・
コメント (2)
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