知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

第3班の旅行・・・日帰り旅行に行かれました。

2009年11月10日 | Weblog
先月に第1班がUSJに、また第2班は温泉に一泊旅行に行かれました。
そして、今日、第3班として主に宿泊が困難な重度の利用者の方を中心としたグループが、ホテルの豪華な昼食を食べに行かれました。


朝はなんとか天候も曇り気味で、問題なかったのですが、昼からは少し雲行きが怪しくなり、少し雨も振ってきました。

そのため、予定を繰り上げて、近辺散策を取りやめ、早めに帰寮されました。


このグループは、一番の楽しみである食事をメインに置き、フルコースのフレンチを食べたようです。
ただ、フルコースというと、料理が順番に出てくるため、一気に食べてしまう人には、ちょっと待てない・・ということもあります。逆にゆっくり食べる人には、どんどんテーブルの上に料理が来て、置き場所がなくなる・・なんてことも・・・。


今日は、それを事前に知らせてあったのか?うまいタイミングで持ってこられたようです。


「おいしかった?」と参加した利用者の方に尋ねると、「おいしかった!」という声が聞こえてきました。

逆に引率した職員に尋ねると、中には「普段、ああいった(おしゃれな)料理を食べてないから、よく分からなかった・・・」なんていう答えも。これはいいのか悪いのか?まあ、施設職員の安い給料では、なかなか”ホテルで食事”は難しいかも?なさけない・・・話ですね。



しかし、いつもの決まった食事に比べたら、きっとおいしかったんでしょうね。


第3班の旅行は、日帰りなので、引率職員の体制も厚くできます。そのため、ほとんどがマンツーマン状態なので、いつも以上に援助も得られ、さらに楽しむことも出来るようです。


今日は残念ながら雨天のため、途中で切り上げることになりましたが、利用者の中には軽度の方でも、一泊はしんどいから・・・という理由で「わたしは日帰りで料理だけ食べに行く」と、自分から選択される方もいます。それは自由なので、本人の希望を優先しますが、はたして、どちらが楽しいのか?判断が難しいですね。
コメント
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