知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

猿害・・・・その後

2010年04月22日 | Weblog
以前に施設の裏山の植林が猿に抜かれて・・・という話を書きました。



「猿害」ですね。




その後、どうなったか?を報告します。




施設長が一番先頭に立って、率先して取り組んでいただいたのですが、それだけに猿害で一番にショックを受けたのも、施設長でした。


なんとか、200本の植林を成功させようと、地元の森林組合や関係のある団体、またネットなどからも情報を得て、狼の尿の成分の液を、猿が来るところに撒けば来なくなる・・・ということで、試みました。


本当に狼の尿なんでしょうか?その臭いは強烈で、獣の臭いそのものです。(原液の臭いを嗅ぐと、しばらく鼻について離れません・・・この時季によく出る「カメムシ」よりもある意味すごいです。)




数日様子を見ていましたが、確かに効果はあったのか、周りに姿を見せていた猿は、まったく見られなくなりました。


そこで、植林の再開です。


一気に職員総出で、行いました。

苗用の穴を掘る人、それを植える人(土を被せる人)、また周辺に例の狼の尿(ウルフピーというそうです)を撒く人・・・。それぞれに自分の役割をこなしながら、午前中でほとんどが終わりました。



私は、その日宿直だったため、利用者の方と一緒に(カバーということで)、のんびりしていましたが・・・


その後、数日がたち、猿も来ず、今回の植林は無事だったようです。




猿はというと・・・


聞いた話によれば、違った場所でまた悪さをしているようですね。



この近辺に出没する猿の集団は、一定の場所をねぐらにせずに、あたり数キロの範囲で、いろいろな住処を持っているようです。だから、今回この施設の近辺が駄目だと分かったので、おそらく違う場所へ移動したのでしょう。



ただ、そのウルフピーの臭いも、長くは持たずにある一定期間がたてば、効果が薄れるとのこと・・・。そのため、また撒き直す必要があるようです。



また、猿に限らず、いろいろな動物にも効果があるのか?最近、あまり他の動物を見かけなくなりましたね。猿以外は、ちょっと寂しい気もしますが、まずは施設の山を守ることが一番でしょう。
コメント
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