知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

新人職員さんが来ました。

2011年04月23日 | Weblog
自分自身が、この春に引越しをするので、少々ブログの更新が滞ってしまいました。(個人的な理由・・笑)



さて、新年度を迎えて、利用者の方は部屋替えも終わり、また気持ちを新たに取り組んでおられるようです。(ただ、男子のほうは、ほとんど変わらなかったので、一緒かも??)


昨年の暮れから、ブログにも書いていた通り、新人職員(嘱託)さんがなかなか見つからず、面接を繰り返していましたが、先日漸く決まりました。今週月曜日から来ていただいています。男子の若い方です。



ちょうど、この面接には、私は仕事の都合上出られずに、実際に来られるまで出会ってなかったので、逆に「どんな人なんだろう?」と期待感と不安感で今週を迎えました。


初日の月曜日は、たまたま私自身が宿直明けで、ゆっくり話も出来ず、仕事の説明も出来ませんでしたが、翌日はまず朝から居室の部屋朝礼に一緒に行き、いろいろな説明を・・・・



新人職員を迎えるのは、もう何度も行っていますが、毎回どこまで説明すればいいのか?とか、分かってもらえるのか?とか・・・考えながらも、一通りの説明をします。


まずは、利用者さんの名前を覚え(利用者さんの表を渡します)、名前と顔を一致させること、次にその人の特性やどのような行動をされるのか見ていくこと、仕事の流れを覚えること・・・等々。



いきなり、いろんなことを言われても、多分頭の中がパニックになるので、まずはひとつずつ・・・ですね。



部屋朝礼も、毎朝順番に入っていきます。(全部で男子は14あるので、大変かも?)


比較的、話が出来る利用者の方は、興味を持って話しかけたり、スムーズに受け入れたりもしてくれます。(これは実習生等でも一緒ですね)


ところが、重度の方は「こいつ誰だ?」みたいな感じで、髭剃りひとつするにしても、少々不安そうな表情を見せていました。まあ、それはしょうがないことですね。人間関係・信頼関係を作っていくのも、大事なことです。(まあ、これは先が長いですが・・・)



今回は、特に嘱託さんということで、宿直業務はないので、実際に入ってもらう業務は、作業関係とか入浴援助等ですね。



作業のほうも、順番に入っていき、徐々に覚えてもらっています。(覚えることがいっぱいです)


また、入浴援助についても、まずは職員の動きを見てもらって、把握してもらうことです。


今まで、まったく別の業種におられた方だと、ここは非常に難しい場面と思います。特に男子は、洗い場には一応裸になって一緒に入り援助することが多いからです。(常にそうではありませんが・・)


これには若干抵抗がある方もいるかも・・・  (確かに過去の新人職員には、ちょっと躊躇した方もいました)



もちろん、いきなり入っても、まだ利用者さんの名前もしっかり覚えていないので(特性も分からない)、援助の仕様が分かりませんね。でも、今のところ非常に関心を持って取り組んでおられるので、ある意味期待が持てます。



早く仕事内容や利用者さんの名前を覚えて、期待にこたえていただきたいですね。楽しみです。
コメント
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