知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

新規利用者、新規職員、来ない・・・

2022年12月12日 | Weblog
事業所は、常に利用者の定員が満杯でない限り、新たな利用者を受け入れています。

また、職員も同様で、必要ならば、出来るだけ採用する状況があります。


しかし・・・

来ない・・・


一応、事業所は様々なところに募集をかけています。(利用者さんも、職員も)

ところが、その募集時の内容に問題があり、
例えば、ハローワークやその他求人サイトに出すのですが、事業所の作業・仕事内容を説明する際に、項目だけで、説明なしとか・・・
(なぜか?これを出す施設長が、その内容を理解していない、意味が分かっていないため、書けない)

私も、違う事業所の施設長さんにたまたま、「あんたとこの求人広告、あかんで(大阪弁)」と言われ、初めて気が付きました。
自分でも驚きました。


項目だけで、内容を記述していないものも・・・


これでは、誰も応募してこないですね。

最低、住所が近所だとか、駅から近いだとか、そんな感覚ならば来ますが・・・・。


実は、今年の春に、この事業所から枝分かれした事業所があり、3分の1程度の利用者さんと、職員が異動しました。
その際にも、それぞれの事業所の特色を分けて、特徴を出してやっていこう・・・ということで、
主に、向こう側(新しいほう)は、施設外就労中心で、こっちは屋内作業+施設外就労でいこうとなり、
それぞれの特徴を記述して、募集もかけました。

ところが、ふたを開けると、向こう側はたくさんの利用者さんが応募してきて、一気に増え、こっちは減る一方です。
(その原因も、うちの施設長は、仕事が出来ない人は辞めてもらう方向性だからです。それを阻止しているのが、私です)

元々、精神疾患や難病、その他療育手帳等の方が来られています。
A型は、そのケアもしながら、仕事に頑張り、時間や仕事に慣れてきたら、一般に就労へ・・・というのが目的です。

今の施設長は、法人から売り上げを上げろ!と常に言われ、それを達成するためだけに(自身の保身でもあり)、
利用者の方も、ちょっと調子が悪いとか、体調が悪いので、出勤率が下がった・・・とかで、
退職を促すので、私がなんとか食い止めています。


本来のA型の存在価値を理解していないにか、たぶんA型がどういうものなのかも、分かっていないようですね。

よく、こんな感覚で施設長が出来るもんだと、感心します。ある意味。

一番、迷惑なのが、この事業所で働いている利用者さんであり、職員だと思います。


コメント
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