今日、午後から、新任研修として、映画「みんなの学校」の観賞会があり、参加しました。
28年以上、この業界に在籍していて、今更”新任研修”・・・?とも思いますが、とりあえず、今の共同作業所に勤務して4か月目・・・。地元の障害者施設の主催による、「地域福祉を考える集い」という研修・映画鑑賞会に、とりあえず参加し、映画を鑑賞してきました。
この映画、「みんなの学校」については、2年前に劇場上映された作品ですが、元々がTVドキュメンタリーで作成されたものを、劇場用に再編集したもののようです。
http://minna-movie.com/
以前から映画の存在は知っていましたが、特に小学校の支援学級的な要素と思い、観ていませんでした。
この映画は、大阪市立南住吉の大空小学校での、発達障害を抱えた子、自分の気持ちをうまくコントロールできない子、不登校の子など、いわゆる特別支援の対象となる児童も同じ教室で学ぶという、「みんなでつくる、みんなの学校」というスローガンのもと、学校長が中心となり、教職員、保護者、地域の大人たちや、一緒に学ぶ子供たちが主人公の映画です。
一番印象的だったのは、この小学校の校長の確固とした信念であり、それに準じる周りの教師たちや、同じ悩みを抱えた保護者等、また地域の協力もあり、「不登校ゼロ」を目指し、子供たちも一緒になってスローガンを実践している点ですね。
時間的な制約の中でのドキュメンタリーの面があるため、細かい描写や、実際の場面での事後の様子等、気になる部分も多いのですが、こういった本来の特別支援の必要な子を、どうやっていけば、理解してもらえるのか? 周りの子と一緒に育てていけるのか? 特に、障害児を持つ保護者には、意味のある映画とも言えます。(子育ての部分でも考えさせられる場面も多いです。)
全編を観て、どちらかと言えば、校長の視点での描写が多く見られたのですが、間違えば、すばらしい信念を持った校長の記録・・・的な要素も感じられてしまうため、他の教員や子供たちや保護者視点の場面もあってもよかったのでは・・・と思えました。
この映画が、意図するのは、基本こうした校長自ら率先して学校を改革出来る方向性を示したこともあるのですが、地域の理解を得て、協力を得ることで、ともすれば塀の中的な部分の学校内部を解放し、将来に向けてのひとつの考え方を作ったとも考えられます。
最後の卒業式の場面での、子供たちが卒業後は、結局元の状態である「支援学校」等に行くことになるという結果が、社会の体制がまだまだそこまで至っていない部分も、残念に感じられるところではあります(この学校の6年間の成果が、試される部分)。
ただ、劇中に発せられる校長の言葉に、「こんなに頑張ってるのに、給料下るんやね・・・」というのは、当時の大阪市長である橋本氏の施策を批判したものなのか?国の対応を批判したものかは分からないのですが、少々この点は、必要ない部分とも思いました。
また、実際にこの映画を観賞した現場の教師や、支援学校の教員、また施設職員等、どんな感想を持ったのか?聞いてみたいものです。
このドキュメンタリー映画は、大阪が舞台と言うこともあり、大阪弁の極端な方言が随所に出てきますが、他の地域の方からすれば、子供に対する言葉遣いでの違和感を感じることも・・・。
私たち、成人施設(作業所等)の職員としては、そこまで感動的な映画ではないのですが、保護者等にすれば、こんな学校が近くにあれば・・・と考えるのでしょうか? もちろん“理想的”な学校という言葉は使いたくはないのですが、ひとつの信念を持った校長と、それを支える教師陣、またそれを信頼する保護者・・・という図式は、なかなか実践するのは難しいと感じます。
支援学校の存在意味や、共生の意味、またそれぞれの子供の持つ特性等、必ずしも(映画のような)こういった方法が一番だとも思えないのですが・・・。ひとつの方法論として考えられる・・・ということで。(元小学校講師の経験もあり、実際の場面でこの方法が実践出来るか・・・と言われれば、自信はありません・・・というのが本音です。)
この記録(ドキュメント)は2013年頃ということですが、その後の子供たちの様子や事後の経過等(現在の学校の様子も含め)報告があれば・・・と思います。
久々の研修・・・ということもあり、非常に新鮮な感覚で参加しました。
少々、1週間の疲れもあり、眠気も襲ってきましたが、なんとか最後まで観賞出来たのは、内容的な部分も大きかったのかな?と思います。
28年以上、この業界に在籍していて、今更”新任研修”・・・?とも思いますが、とりあえず、今の共同作業所に勤務して4か月目・・・。地元の障害者施設の主催による、「地域福祉を考える集い」という研修・映画鑑賞会に、とりあえず参加し、映画を鑑賞してきました。
この映画、「みんなの学校」については、2年前に劇場上映された作品ですが、元々がTVドキュメンタリーで作成されたものを、劇場用に再編集したもののようです。
http://minna-movie.com/
以前から映画の存在は知っていましたが、特に小学校の支援学級的な要素と思い、観ていませんでした。
この映画は、大阪市立南住吉の大空小学校での、発達障害を抱えた子、自分の気持ちをうまくコントロールできない子、不登校の子など、いわゆる特別支援の対象となる児童も同じ教室で学ぶという、「みんなでつくる、みんなの学校」というスローガンのもと、学校長が中心となり、教職員、保護者、地域の大人たちや、一緒に学ぶ子供たちが主人公の映画です。
一番印象的だったのは、この小学校の校長の確固とした信念であり、それに準じる周りの教師たちや、同じ悩みを抱えた保護者等、また地域の協力もあり、「不登校ゼロ」を目指し、子供たちも一緒になってスローガンを実践している点ですね。
時間的な制約の中でのドキュメンタリーの面があるため、細かい描写や、実際の場面での事後の様子等、気になる部分も多いのですが、こういった本来の特別支援の必要な子を、どうやっていけば、理解してもらえるのか? 周りの子と一緒に育てていけるのか? 特に、障害児を持つ保護者には、意味のある映画とも言えます。(子育ての部分でも考えさせられる場面も多いです。)
全編を観て、どちらかと言えば、校長の視点での描写が多く見られたのですが、間違えば、すばらしい信念を持った校長の記録・・・的な要素も感じられてしまうため、他の教員や子供たちや保護者視点の場面もあってもよかったのでは・・・と思えました。
この映画が、意図するのは、基本こうした校長自ら率先して学校を改革出来る方向性を示したこともあるのですが、地域の理解を得て、協力を得ることで、ともすれば塀の中的な部分の学校内部を解放し、将来に向けてのひとつの考え方を作ったとも考えられます。
最後の卒業式の場面での、子供たちが卒業後は、結局元の状態である「支援学校」等に行くことになるという結果が、社会の体制がまだまだそこまで至っていない部分も、残念に感じられるところではあります(この学校の6年間の成果が、試される部分)。
ただ、劇中に発せられる校長の言葉に、「こんなに頑張ってるのに、給料下るんやね・・・」というのは、当時の大阪市長である橋本氏の施策を批判したものなのか?国の対応を批判したものかは分からないのですが、少々この点は、必要ない部分とも思いました。
また、実際にこの映画を観賞した現場の教師や、支援学校の教員、また施設職員等、どんな感想を持ったのか?聞いてみたいものです。
このドキュメンタリー映画は、大阪が舞台と言うこともあり、大阪弁の極端な方言が随所に出てきますが、他の地域の方からすれば、子供に対する言葉遣いでの違和感を感じることも・・・。
私たち、成人施設(作業所等)の職員としては、そこまで感動的な映画ではないのですが、保護者等にすれば、こんな学校が近くにあれば・・・と考えるのでしょうか? もちろん“理想的”な学校という言葉は使いたくはないのですが、ひとつの信念を持った校長と、それを支える教師陣、またそれを信頼する保護者・・・という図式は、なかなか実践するのは難しいと感じます。
支援学校の存在意味や、共生の意味、またそれぞれの子供の持つ特性等、必ずしも(映画のような)こういった方法が一番だとも思えないのですが・・・。ひとつの方法論として考えられる・・・ということで。(元小学校講師の経験もあり、実際の場面でこの方法が実践出来るか・・・と言われれば、自信はありません・・・というのが本音です。)
この記録(ドキュメント)は2013年頃ということですが、その後の子供たちの様子や事後の経過等(現在の学校の様子も含め)報告があれば・・・と思います。
久々の研修・・・ということもあり、非常に新鮮な感覚で参加しました。
少々、1週間の疲れもあり、眠気も襲ってきましたが、なんとか最後まで観賞出来たのは、内容的な部分も大きかったのかな?と思います。
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