知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

一泊旅行その3、そして日帰り旅行・・・

2012年11月18日 | Weblog
久しぶりの更新です(笑)。


先週には一泊旅行の第3班が近くの温泉に旅行に出かけました。

この3班目は、あまりうろうろと行動せずに、直接昼から温泉旅館に入り、のんびりしようとするグループです。そのため、多少足の悪い方や、歩行の不安定な方も参加します。



施設からは2時間以内で行けるところを選び、バスで直接(午後に出発です)入れるような場所にしました。確かに選択肢が少ないので、あまり贅沢は言えませんが、出来るだけ料理面を充実させるように考えてくれました。


このグループの面白いところは、しっかり歩ける方や以前は普通に遠くの一泊旅行に行っていた方々もいます。


ところが、様々な事件をきっかけに、建物に入らなくなった方や、遊園地の雰囲気を怖がる方、または長時間歩くと不調になられる方、面白い方では動物全般が嫌な方等、ほんとに様々です。


逆に温泉地で旅館に入ってしまえば、十分に楽しめる方々でもあります。



2日目も、近辺の小さなテーマパークに寄って帰って来られました(やはり、建物内に入るのが嫌な方は、バスから降車しなかったようですね)。




明後日には、今度は宿泊が困難な方の「日帰り旅行」があります。


これも、食事と一緒にいろいろ見学も可能な方と、全く食事のみの方の2グループに分けられました。明後日は前者の方々です。



日帰りということで、バスを使用しますが、基本的にはマンツーマン体制です。


ただ、最近はこの「日帰り旅行」にも参加出来ない方が出てきました。



以前、今年度の初め頃に行っていた施設改修工事中に、不安定になっておられた(例の)方です。


この方は、通院も難しく、車に乗って医者へ行き、すぐに診察してもらい、速攻で帰寮するパターンでないと無理なようです。少しでも待ち時間があったり、帰りに薬をもらいに行ったりするだけで大暴れ!運転手が危険な場面も多々ありました。


当然、レクリエーションでどこかへ・・・なんてもっと無茶な話です。もちろん、月に1度の外出も・・・・



そんな感じですから、当然旅行は無理ですね。(本人も行きたいと言わなくなりました)


しかし、一応機会均等に・・・ということで、旅行に見合う料理ならば、施設内で注文して食べることならできるのでは・・・?と考えました。


まだ実行はしていませんが、最低限こういった方法を取らざるをえませんね。


おそらく、この旅行期間中に入院された方等も含め、こういった方々の機会の保証も考えていく必要がありますね。
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