知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

職員募集中なのに・・・

2011年01月19日 | Weblog
昨年暮れから、職員募集を新聞広告等に掲載していますが、思ったように来られませんね・・・。


今年に入り3回の面接(4名)を行いましたが、いずれも条件や年齢等の問題もあり、欲しい人材には未だ出会えませんね。


今回は正規職員ではなく、嘱託職員の募集ということで行っている面もあるのかもしれません。ほとんどが、50歳代や60歳代ですね。

うちの施設は、屋外での作業も多く、結構力仕事もあり、また体力面が必要になります。また、利用者の方の対応として、排泄の支援・入浴の支援・食事の支援等、全く今まで知的障害者の方と接してない人だと、慣れるまでに相当の時間を要しますね。


まず、利用者の名前を覚え、さらにその特性を理解し対応するまでには、最低でも1,2年はかかりますね。



老人ホームのような一般的な介護とは、少し違った部分も多く、様々な行動形態に対応することが必要になります。もちろん、老人介護でも意味合いは違えど、同様の理解や援助(介助)技術が必要なのは、確かです。


私自身でも、いまでこそ知的障害者施設で働いていますが、今まで別の仕事をしていて、急に50歳代以上になり、新たにこうした施設の仕事を・・・というと、ほとんど難しいと考えます。・・となると、余計に募集しても来られない・・・ということになりますね。


どこかで妥協すべきなのか?やはり、利用者の方への配慮を一番に考えて、良い人材を選ぶのがいいのか?迷いがでます。



また、一番考えなくてはならないのは、職場の年齢層の問題です。


うちの施設は比較的、年齢層が低く(管理職だけが50歳前後です)、あまり高い年齢の方が来られると、周りの職員が変に気を遣ってしまうかも・・・?という心配もあります。



そんな我がまま言ってると、来ないよ・・・と言われそうですが、やはり利用者の方を中心に考えると、悩まざるを得なくなります。



数年前は、それでも多くの方が面接に来られていました。現在はこういった世の中の状況もあります。


最近、面接に来られた方の中には、大企業で突然リストラに合った・・・という方もいました。恐ろしい世の中です。




もう少し我がままを言って、本当にいい方が来られるのを、もう少し待ちたいと思います。せめて3月までは・・・



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