good day to Die

映画、ドラマ、小説、漫画、音楽についての感想等を
日記代わりに書いておくためのブログです。
ネタバレあり。

アニメ「バビロン」

2023-06-24 22:35:00 | アニメ



アニメ「バビロン」見たよー。

ははぁ。
これは確かに胸糞…いや胸糞というか、困惑。
原作が未完なので仕方ないのかもしれないけど、終わり方がひどい。
7話がトラウマ回と言われてるのは分かるし、私としてもここがピークで、
その後は舞台も登場人物も変わって失速。
中村悠一と櫻井孝宏の演技は良かった。

作品のテイストに絵柄が合ってないような。
画面が安っぽい。
音楽も全然印象に残らない。

読者や視聴者の好意を集めているキャラをショッキングな形で死なせれば
インパクトあると思ってるみたいなのは悪趣味だし、胸糞悪いというより
単純にしらけてしまう…。

G7の首脳がサミットで正義とは悪とはとか話し始めて、私は一体何を
見せられているのか…という気分になった。
自殺は悪なのか、正義と悪は何か、というのをここまでやって出た答えが
これ??て感じだし、原作者が扱い切れないものをやっちまった感…。
自殺法なるものを問題にしながら、どういう法律かを明確にしないので、
それも変な感じ。

悪役の曲世(まがせ)にまったく魅力を感じない。
悪役の魅力が作品の魅力を負ってる部分が大きいと思ってるので残念。
魅力のない悪役にやられっぱなしの主人公・正崎(せいざき。東京地検特捜部の
検察官からFBI捜査官に転職…)。
曲世と齋(いつき)が何をしたいのか分からないまま終わった。

何なのあの終わり方?
正崎も自殺させられたの? 
正崎の子どものところに曲世が現れてエンドって何やねん!
最後まで悪役側のやりたい放題なのがストレスフル。

正崎は曲世に執着されてお気の毒。
正崎は曲世みたいなのに対峙するには真っ当すぎてお気の毒。
正崎に救いがなくてお気の毒。

曲世は女性のことは自殺させられないから瀬黒は自らの手で殺したのだと思ったけど、
64人?の自殺者の中に女性がいて、あれ??てなってる。

バビロンがPSYCHO-PASSに似てるというのはまったく当たらないと思う。
PSYCHO-PASSより虐殺器官だよね。
PSYCHO-PASSの槙島はわりと好きだけど、曲世はただただ不快。
どちらも悪人だけど、曲世はあまりにも超常的だし魅力がまったくない。
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「劇場版PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE」

2023-05-28 19:30:51 | アニメ




評価:★★★☆

塩谷直義監督

「劇場版PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE」見たよー。
1週間くらいで急いでこれまでのシリーズを全部見た上で、滑り込みで見た。

作画は綺麗、OPEDは良い、ミリタリー的には見ていて楽しい。
話は見てるものを置いてけぼり。
キャラの思考の動きはさっぱりわからない。
脚本が荒くて雑だと思う(私がわかってないだけ、ではないと思う)。
 
慎導父が何のために何をやってきてのかいまだに明らかになってない(私の理解不足か?免罪体質の息子を
守るためというのはわかるけど、具体的に何をしてきたの?)。
息子のためにやってきた、と言われても、息子困惑だし、お気の毒すぎる。

めっちゃ寒そうな、しかも重武装の敵の本拠地に、膝上5センチ?のタイトスカート、パンプスで行く常守。
もっとちゃんとした格好で行け(どうでもいい)。
常守、1期の初めの方ですごくイライラして、後半からはイライラしなくなってたけど、PROVIDENCEでは
役立たず感がまた出ていて、ストレスを感じた…。

常守と咬噛は恋愛じゃない方がいいと思うんだ。
とってつけたような恋愛風味に困惑。

咬噛がかっこいいキャラとして描かれているけど、1期で槙島を殺すために法の外に出て、公安局も日本も
捨てた咬噛が、まだ何のケジメもつけずに外務省の特例で帰国して、前と同じようなことをやっているのが
私は今ひとつ受け入れられない。

常守、太ももと脇腹撃たれたり、蹴られたりしたのに元気で、咬噛が怪我をした常守を運ぶ際に姫抱っこなのも
「ネーーーーヨ」感がいっぱい。
そこはファイヤーマンズキャリーだろ!
銃創が痛むから姫抱っこにしたという、咬噛の優しさなの?
ファイヤーマンズキャリーだと片手が空いて銃を持てるし、移動しやすくて良いと思うんだけどねぇ。

宜野座にもう少し見せ場がほしかった。
宜野座の髪型はお団子スタイルで呪術廻戦の夏油傑とお揃いでした。
ポニテだとポニチカ、お団子はお団子チカと呼ぶのね(笑)。
イケメンのポニテは好きだ(唐突に何を…)。

宜野座や咬噛が、常守を潜在犯にはさせない、と言ってたけど、大切な人を綺麗な場所に置いておくために
汚れ仕事は自分がやるという気持ちは分かるけど、相手の意思を無視した自己満足でもあるよね。
今回、常守は2人のそういう思惑を無視して、あちら側に行ってしまった(ように見える)わけで、
宜野座や咬噛カワイソ。
実際には禾生局長は義体みたいなもんで、人殺しではないし、常守とシビュラシステムは通謀してそう。

シビュラシステムと法云々はもっとちゃんと腰を据えてやってほしかったよ。
具体的な説明がないから(私が見落としているか?)、法律全部廃止なのか、司法関係の法律だけなのか不明。
法治国家だと法律はあらゆる分野について存在しますよ…。
シビュラシステムって主に司法関係だと思うから、司法面の法律のことを言っているのかねぇ。
作中世界に国会があるのかどうかよくわからないけど、普通に考えると、立法は人間がやって、
それを解釈・適用・執行するのがシビュラシステムということになるような??(作中世界の日本には
裁判所は存在しない?)
なぜ法律を廃止するなんていう乱暴な話が出てくるのか分からない。
あの世界の人たちがシビュラシステムをどう捉えているのか分からないけど、一部の人間以外は
シビュラシステムをAIと考えているんでしょ?
AIに立法まで委ねるつもりなの?正気の沙汰じゃないよねぇ。

相変わらず、そこかしこで攻殻風味。
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「虐殺器官」を読んだ

2023-05-20 17:08:00 | 漫画・書籍


伊藤計劃「虐殺器官」をAmazonオーディブルで聴いた。
伊藤計劃の3作、書籍を買ってあるんだけども。
前にさわりを読み、アニメ化されたものを見て、そのまま書籍は放置してた。
アニメ見たけど内容は全然覚えてないので、新鮮な気持ちでオーディブルで聴いた。

「虐殺器官」、衒学的なラノベって感じだった。
何でこの作品がそんなに評価されてるの?
著者が早世したからって変に評価高くなってない?とひどいことを思う。
いやいや、自分が良さを分からないからって、そんなことを思ってはいけない。
SF的なガジェットは面白かった。

主人公はずーーっと母親の延命治療をやめたことを気に病んでいて、そういうキャラ
設定だから仕方ないけど、暗殺を任務にしている軍人がこんなにベタベタした感傷的な
人間なのはピンとこなかった。
主人公が執着するヒロインの魅力も私にはわからないので、主人公の行動にも全然
共感しないまま。
主人公とヒロインの会話は寒々しい。何でもかんでも会話で進めるのはやめてほしい。
ジョンポールの語ることは厨二病だし(ジョンポールと聞くたびに駆逐艦を思う。
あちらはジョンポールジョーンズ)、それを引き継ぎ?、最後に主人公が自分を罰する
ためにとった行動が超絶大迷惑で、何だそれ…と白けてしまった。
みんな薄っぺらい。

終盤の展開の不自然さに、本来盛り上がるべきところなんだけど、こちらはどんどん
醒めてしまってねぇ。
暗殺目的を主人公だけ知らされてないっておかしいじゃん。なぜその任務に主人公を
参加させてるのか意味不明…そのことについての説明がない。
そういうところがラノベな感じ。
でもラノベならもっとキャラに魅力が欲しいけど、どのキャラにも魅力を感じない。
ラノベでもなく、文学的でもなく、ハードSFでもなく。中途半端。

いろんなことを詰め込んでるけど、それぞれ私がわかる程度の浅いネタで、そういうの、
痛い感じがしてしまう。

もっと硬いの作品かと思ったらそうでもなくて残念だった。



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「幽玄F」

2023-05-07 13:08:00 | 漫画・書籍



佐藤究の新作を読むために雑誌「文藝2023年夏季号」を買った。
佐藤究の「幽玄F」だけ読んだ。

まだ25%か、長いな…と思ってたら、それは雑誌全体での割合だった(笑)。
そりゃそうね。
電子書籍は読んだ分量が視覚的に一目瞭然ではないところが、紙の書籍より劣るよねぇ。
まだ序盤かと思ってたら突然エピローグになって拍子抜けした(笑)。

どんな話か知らずに読んでたら、主人公がファイターパイロットになり、おお、燃える、
と思ったら、あっさり自衛隊を辞めてしまい、くすぶってると思ったら、ぶっ飛んだことを
やり始め、そこからなんかファンタジーになってしまった感じでちょっと残念。
序盤は、佐藤究らしく?不穏な感じで良かったのになぁ。

私は三島由紀夫を読んだことがないので、三島由紀夫云々は分からない。

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劇場版「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」

2023-04-30 17:20:41 | 映画



評価:★★★☆

松木彩監督
鈴木亮平、賀来賢人、中条あゆみ、石田ゆり子、仲里依紗、要潤他出演

劇場版「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」を見た。

面白くなさそうと期待値を下げていたので、思ったよりは良かった。
ただ私は、喜多見のテキパキ指示を見たいのであって、喜多見が当事者になるのはまったく
期待してないから、終盤は白けてしまった。
高輪せんせい助かって良かったよ。高輪まで死んだら喜多見廃人だよ…。

喜多見よ、日本有数の心臓外科医である高輪に洗濯させてるのかよ…と序盤にドン引き。
妹が生きてたころには妹に家事をやらせ、妹が死んだら高輪と再婚して、今度は高輪に…。
ドラマのころからその点にはドン引きだったけど、映画で更にドン引き。
つうか脚本家にドン引き。
夫婦ともにバリバリに働いてる医師なんだし、家事代行とか利用しなよ…と変なところに
引っかかってしまう。

途中までまではまあまあ良かったけど、終盤の喜多見と高輪になったらシラーっとしちゃってダメだわ。
最後のオペシーンの方針転換?には解説が欲しかった。
シロートにはわからんです。

個人的には「医療従事者は危険なところに行くべきではない」という音羽の考えに賛成で、
「待っていては救えない命がある」という喜多見の思想はどうかと思ってるので、その二つの対立を
テキトーに片付けたのは、ドラマのときからそうだけど、脚本家にやる気がないよね。
エンタメ的にはもちろん喜多見の思想の方が見栄えするけど、そこで1人救って仮にドクターを失ったら、
ドクターが生きてればあと何十人、何百人と救えた命を救えなくなるわけだし、ドクター1人育てるのに
かかってる時間と費用を思うと、ドクター自ら危険に突っ込むのは賛成しなーい。
というような考えは何も面白味がないですねー。
こういう、命の数で考えるのは危険な思考なのかねー。
そこで救われた1人が何百人と救うかもしれないしねー。未来のことはわからんわな。
ドラマや映画では常に患者も医療従事者も危機一髪で助かるからいいけどねー。
結構シビアな話をテキトーにやるからイラつくのよねー。

喜多見が結構冷たくていいのよね。
ドラマのときは弦巻に対してわりと容赦なかったし、劇場版では潮見がビビってたら地上に置いていくし
(グダグダしないの好感)、熱い主人公にしては変に冷たくて、そのアンバランスさがサイコパス味が
あっていいよ(笑)。
喜多見のサイコパス味は脚本家が意図してるものじゃなくて、鈴木亮平の演技のせいなのかな。

喜多見は妹に続いて妻(しかも妊娠中)まで緊急オペするとは、何なんすかね。
親族をオペするって普通避けるもんでしょ?緊急だと有り得るのか。
ドラマでは、劇的な展開のためだけに必然性なく妹を死なせるとか、劇場版でも喜多見が元妻の高輪と
ヨリを戻して、妻を妊娠させて、その妻を死にかけさせる、とか、脚本家の発想が常に安易というか
手抜きに感じるんだよなぁ。
ドラマで妹は重症でも十分だったし、劇場版で妻は身重にしなくても十分だったよ。
喜多見のプロフェッショナルなテキパキ指示が好きなので、親族が死線をさまよって感情的になるのを
見ると白けてしまっていけない。
視聴者・観客はあそこでグッと来るのだろうか。

TOKYO MERが好きな人のうちの多くは、喜多見と音羽が反発しながらも協力して患者を救うのを
見たいのだと思うので(私がそうです)、音羽が現場を離れているのはだいぶマイナスだよね。
終盤やっと音羽が現場に出るけど、もっと早くからそうしてほしかった。
喜多見と高輪の再婚や音羽の元カノって誰が求めてる
設定なの…(笑)。
音羽の元カノ役の杏は悪くなかったけどね。
YOKOHAMA MERのメンバーも優秀で良さげだったけど、深掘りされることがなくてちょっと残念だった。
まあ、そんなことやってる時間はないけども。

久我山(鶴見辰吾)はどんどん良いキャラになったよね。
劇場版ではこっそりTOKYO MERを応援して、しっかりアシストしてるし☺️








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「天使禁猟区」を読んだ。

2023-04-22 16:03:00 | 漫画・書籍



由貴香織の「天使禁猟区」を白泉社のアプリで読み終えた。
これも昔途中まで読んで止まってた。
美麗な絵ですわ〜。

主人公の兄妹が好きになれないままだった😅
ロシエルが終盤なんだか微妙になったのと、ラファエルは終盤離脱、吉良先輩も微妙…。
加藤はかっこいい退場だった。

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「ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り」(吹替版)

2023-04-08 19:51:52 | 映画



評価:★★☆

ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリー監督
クリス・パイン、ミシェル・ロドリゲス、ヒュー・グラント他出演

「ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り」を見た。
期待したほど面白くなかった。
ちょっと話が分かりづらくてね〜。

美術は気合が入っていて、ゲーム・オブ・スローンズみたいだった。
ゼンク役のレゲ=ジャン・ペイジがイケメン〜〜。





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「AIRエア」

2023-04-08 19:41:57 | 映画




評価:★★★

ベン・アフレック監督
マット・デイモン、ベン・アフレック、ジェイソン・ベイトマン、ヴィオラ・デイビス他出演

「AIRエア」を見た。
スラムダンク見て以来、2ヶ月ぶりで映画館に行った。

マット・デイモンとベンアフレック共演でベン・アフレック監督というのが、「グッドウィルハンティング」を
終盤の台詞を聞くために見る人間には胸アツ…。
ちょっと一本調子だったかね。
ベンアフが相変わらずぬりかべみたいだった。
なぜか「マネーボール」を見直したくなった。

ヴィオラ・デイビスが良かったよ。
マット・デイモンの腹肉は肉襦袢だと思ってるけど、あれ自前??違うんじゃないかなぁ。
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「輝夜姫」を読んだ

2023-04-07 00:09:00 | 漫画・書籍



白泉社のアプリで清水玲子の「輝夜姫」を全部読ませてもらったよ〜。
感謝感謝。
前に終わりまで読んだつもりでいたけど、途中で脱落してたんだなぁ。
途中から何だかよくわからない話になってた…。
結局晶は何だったのか…。

ミラーが1人だけ取り残されるの、気の毒だった。
高力士があんな感じで終わるとはびっくり。

清水玲子の絵は美麗だなぁ。
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「呪術廻戦」22巻を読んだ

2023-03-05 17:50:00 | 呪術廻戦



「呪術廻戦」22巻を読んだ。

しばらく本誌を追ってて、22巻の途中からは私が本誌脱落後の話になった。

やっと虎杖と伏黒が出てきたよ〜待ってたよ〜。
そして久しぶりに宿儺出てきた〜うれしい。
でもそこで22巻は終わり。
続きが楽しみだなぁ!(何となくは知ってるけど)

秤周りは本誌で読んでるときからつまらなかった。
まとめて読んでもいまいち…。

真希については、禅院家皆殺しにだいぶ引いてたので、作中では不問みたいなのが微妙。

加茂さんが「命を燃やせ」って煉獄杏寿郎みたいなことを言ってて、エモいシーンなのに
なんだか笑ってしまった。
煉獄さんは「心を燃やせ」か。
フィットボクシングは「脂肪を燃やせ」(関係ない)。

芥見下々、どんどん上手くなってると思うけど、だんだん哲学的になってるというか、
分かりづらくなってない?
読者みんな分かってるのだろうか…。
少し軌道修正してほしい気がする。
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