good day to Die

映画、ドラマ、小説、漫画、音楽についての感想等を
日記代わりに書いておくためのブログです。
ネタバレあり。

「鬼滅の刃」全23巻を読んだ

2022-06-19 20:37:00 | 漫画・書籍







「鬼滅の刃」全23巻を読んだ。
鼻水垂らしながら泣いて読んだけど、読み終わったら何も残ってない感じ…。
鬼舞辻無惨が魅力のない悪役だったよ。パワハラしかしてないし。
最後の唐突な現代話は何??

全体として面白かったけど、以下は色々不満を書いているので、褒めてる文章しか
読みたくない人は読まないでね。

「鬼滅の刃」の終盤、読者は満足してるんだろうか。
ずっと技?を出し続けてるだけで、画面は何が何やらよくわかりませんし…。
最終話後の唐突な現代話は、余韻も何もない、突然同人誌を読まされたようで困惑する。

大正?時代の価値観でやってるわけじゃないだろうけど、「自分の受け継いだものを
次の人へ引き継いでいく」というの、血縁だけじゃないはずなんだけど(継ぐ子と
いうものがあったし)、なんか産めよ増やせよみたいな空気になってて(遺伝する記憶とか、
血縁押しに…)、ううん、と思った。
序盤に炭治郎が長男長男、男だから、とか言ってたのも、ん?てなって、その後それは
なくなったけど、あとは蜜璃があんまり強くなくても(?)、蛇男(名前覚えてない)
から「(蜜璃が)明るいことに救われた」みたいに言われてたのが「女は愛嬌!」って
感じで白目だった。
柱なのにケア要員なのか?って…。
いや、いつもニコニコしてて明るい人に救われることはもちろんあるし、それで好きに
なるのも自然なんだけど。
男キャラだったら、そういう展開はなさそうだし、それで満足することもなさそうだなと思って。
たとえば炭治郎は異様に良い子だけど、いまいち弱くても、良い子だからみんな和んだ、
よかったね、ってならないよね。

鬼滅の刃が女性作者だからどうのと言われても、ちょっとピンとこない。
女性作者だから云々ていうのも、なんだか差別的発想のような…。
鬼にも様々な背景がある、というのが鬼滅の刃の新鮮なところだったのかな。
でもおおもとの悪(?)である鬼舞辻無惨には特別な背景はなかったよね。

キャスリン・ビグロー監督について、女性監督らしからぬ骨太の作品と言われて笑ったのと
同じで、作者や監督が女性だからって何かを特別に見出すのって何だかな。
男性作者・男性監督ならではの視点とは言わないし(そこでは男性が多数派だからね)。
男性監督はハリウッド大作で興行がコケても(そんな男性監督は何人もいる)、「これ
だから男性監督はダメだ」とは決して言われないけど、もしも女性監督がハリウッド
大作でコケたら絶対に「だから女性監督はダメだ」って言われるよね。
性別は関係ないはずなのに。

話がズレたけど、私がちゃんと読んでないせいかもしれないけど、「鬼滅の刃」について
女性作者ならではのなんちゃらとかいうことは特に感じてない。
何か特別なことってあったの?
(女性作者は体力的に週刊連載はきつい、というのなら分かる。吾峠呼世晴が実際に
どうだったかは知らないし、男女共に漫画の週刊連載って非人間的な無理なことだと思う)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「トップガン マーヴェリック」

2022-06-04 20:22:00 | 映画



評価:★★★☆
ジョセフ・コシンスキー監督
トム・クルーズ、マイルズ・テラー、ジェニファー・コネリー、ヴァル・キルマー他出演

「トップガン マーヴェリック」を見たよ。
満を持しての公開で、大ヒットして良かったね。
コロナで公開を何年延期した?2年?

初めはトップガン無印のリバイバルを見てるのかな?と思い、終盤は別の映画(ミッション・
インポッシブル)を見ている気分になった(笑)。
冒頭で主人公がテストパイロットやってるところはファーストマンを思い出して、
見直したくなった。

みんなトム・クルーズ力(ぢから)と言って許してるけど、かなり無理だよね〜。
第四世代の戦闘機で第五世代と戦って、パイロットの腕次第!というのは無理があるのでは…。
いやわからないけど…😅
それより50代の教官がファイターパイロットとして、ずっと年下の現役パイロットより
強くて、実戦に出るのがもっと無理か…。
現実のドッグファイト経験者ということで、おかしくないのか。
ともかくトム・クルーズだからいいんだ!(それがトム・クルーズ力…)

宣戦布告なしに、艦艇からトマホークを基地の滑走路に撃ち込んで、完全に戦争行為を
やっていいのか?とも思ったり。

前作のグースとのことでグッと来たり、アイスマンとマーヴェリックの絆が見えたり、
前作を踏まえていて良かったね😊
空母を見るには前作の方が良かったかな。
本作を見る前に前作をすごく久しぶりに見たけど、塚本高史の吹替がひどかった😐
戦闘機の映像は技術の進化を感じたよ。
ジョン・ハムが苦労人。マイルズ・テラー久しぶりに見た。
マイルズ・テラー、グースの息子というのが自然な感じだった。
ウォーロック役の人、どこかで見たなと思ってたけど、ザ・ラストシップのジーター役か!

ジェニファー・コネリーの役は必要だったのかな。
マーヴェリックに恋人がいないと孤独すぎるの?

【2022年8月7日追記】

その後、2022年6月5日に2回目(4DX2D)、6月11日3回目、6月18日4回目(IMAX)を見たよ。
面白いし、好きだけど、なんか人の感想を見て、どんどん見る意欲を削られて
(人のせいにするな)、4回しか見ないで終わりそう。

【 3回目見た後の感想 】
本作は良くできた作品ではあれど、何一つとして不足のない完璧な作品でもないと思いますよ。
なんてこと言ってると逆張りみたいだけどさ〜。
何一つ不足のない完璧な映画なんてないし、そういうのを求めているのでもないけど、
あんまり褒め称えられているのを見ると、そうかなぁと思ってしまう。
ひねくれててサーセン。

いや好きな作品ですよ。
でも劇伴はパッとしない。
歌は印象に残るけど、音楽は全然覚えてないし、サントラ聴いてもやっぱりピンとこない。

TGMについて、主人公が同年代??と付き合ってる(演者の年齢だと、ジェニファー・
コネリーはトムクルーズの8歳下なので、同年代と言えるかは微妙…)ことを好感してる
ツイートを見て(確かに映画では総じてパートナー役の女優が若すぎることが多い)、
本作はだいぶマシだけど、まだぬるいところはあるよなぁと思ってる。
私はそもそもペニーというキャラが必要なのか、と思ってる人間なので。
前にも書いたけど、ペニーが娘を信頼することにしたと話して、マーヴェリックと
ルースターの関係に変化が、という流れだけど、その役回りを他のキャラに振れないわけ
でもないし、やっぱり女性キャラが前作同様添え物のように見える(私の見方が厳し
すぎるのか。前作よりははるかにマシだけど…)。
男同士の熱い絆が大きすぎる。そういう意味でホモソ映画だな。
パートナーがいないと主人公の孤独が際立ってダメなのか。
物語にとってあまり必要のないキャラがいてはいけないわけでもないし、ペニーは必要が
ないわけでもないし、あの役回りを必然と評価する人もいるのだろうね。

主人公ってそういうものだけど、作中のケアが手厚くて、完全にマーヴェリック救済物語。
人が褒めれば褒めるほどに、距離を置いて見てしまう…。

【 4回目を見た後の感想 】
ダンケルクはIMAXに何回か通ったけど、TGMは別にIMAXでなくてもいいな。
歌以外の劇伴がやっぱりパッとしない。

サイクロン(ジョン・ハム)が、超かわいいけど言うことを聞かない超かわいい
(2回書いた)ワンコ(トム・クルーズ)に絆される飼い主にしか見えなくて、机に
突っ伏したくなったけど、机はないので、brace positionを取りたくなった。
「サイクロン♡がんばれ♡」と書いたうちわで応援したい(笑)。

見るたびにsu57の戦闘機としては異様な動きに笑ってしまう。
su57ではないけど、実際あんな動きをしてるのをYouTubeで見て感心。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする