good day to Die

映画、ドラマ、小説、漫画、音楽についての感想等を
日記代わりに書いておくためのブログです。
ネタバレあり。

「正倉院の世界展」@東京国立博物館(2019.10.25)

2019-10-25 22:34:00 | 美術鑑賞



「正倉院の世界展」@東京国立博物館に行ったよ。

ボリュームあんまりなくて、展示品にはそんなに感銘を受けなかったけど、補修作業や、
塵芥を捨てたりせずに、100年間延々と仕分けして地道な作業をしてるという
ところにグッときたわ。
あと正倉院の開封の儀が面白かった(面白がるものではない)。
そうか、天皇家はこういうこともしてるんだなぁ(実際にやってるのは宮内庁だけど)。

サブで天皇と宮中儀礼なる展示もしてて、大嘗祭がグレイト・サンクスギビング・
フェスティバルということを知る。意味を考えたらそうか。
サンクスギビング・フェスティバルと聞くと、なんか急にポップ。

で、楽しかったな〜と思いながら上野駅に入ったら、大雨のせいで常磐線特急が止まってた。
正倉院の世界展に行く前に、帰れなくなったりして〜とちらりと思ってました。
やっと動き出した特急に乗ったけど、何や彼やあって、途中で降りて実家に泊まった。
こういうときは早く決断して上野に泊まるべきだったと学んだ。















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「蜜蜂と遠雷」

2019-10-14 18:59:57 | 映画
評価:★★★

石川慶監督
松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士、斉藤由貴、鹿賀丈史、平田満他出演

「蜜蜂と遠雷」を見たよ。
予告編がすごく良かったから楽しみにしてた(原作未読)。
でも映画本編は、予告編のエモさに比べたら、間延びしててイマイチ。
もっと心えぐられるようなものを期待していたけど、そうでもなかった。

部分部分で良いところはあれど、例えば明石の演奏を聴いて栄伝がピアノを
弾きたくなったことが明石に伝わらないのが、何だそれ、と思ったり、栄伝、明石、
マサル、塵が一緒に海辺に行くくだりが唐突だったり(あなたたちいつの間にそんなに
親しくなったの…)、栄伝のトラウマ克服がよく分からなかったり、何だか色々
惜しい映画だなぁと思った。
明石がなんかあっさり落選したように見えてしまった。塵の使い方も微妙。

演者のみなさん、結構ピアノ練習したのかな。
俳優の顔と手元が一緒に映ってるシーンが結構あった気がする。
でも松岡茉優はあんまりなかったから、あんまり弾けなかったのかな、とか
余計なことを考えてしまった。
アテフリ(っていうの?)があんまりうまくなかったのかも。

邦画は日本語を喋るのがいいなぁと思って見てたんだけど、この作品では
結構英語喋ってた(笑)。
外国人キャストの部分も、シンゴジラの再現ドラマみたいなのより自然だった。

音楽は一瞬の音を通して永遠と繋がろうとするとか何とかいうセリフが良かった。
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「ジョーカー」(字幕版)

2019-10-10 23:25:00 | 映画
評価:★★☆

トッド・フィリップス監督
ホアキン・フェニックス、ロバート・デニーロ他出演

「ジョーカー」を見たよ。
合わなさそうと思って見たら、案の定合わなかった。

統合失調症患者がちゃんと治療を受けず、現実と妄想が入り混じって、殺人が
現実か妄想か、本人にも観客にも分からなくなって堕ちていく物語ってありがち…。
ジョーカーでやる必要あるの?と言われるの、よく分かる。

アーサーに不幸てんこ盛りで、そこまでする必要あるの?もういい加減にしろ、
という感じで、うんざりして見てた。
同情はしたけど、だから?とも思ってしまった。
色々と気の毒だけど、結局、誰が認めてくれなくても自分が自分を認めて、
なだめて生きていくしかないんだからさぁ。 それをいつも誰かのせい、社会のせい、
人が自分を認めてくれないって怒りを持ち続けて、犯罪やってもさぁ。
そんなこと言っても意味はないんだろうけどね。
白人の貧困て、今のアメリカの大きな問題なんだろうね。

アーサーは特別女性への敵意があるわけではないからインセルとは違うだろうけど、
インセルが勝手に共感しそうな作品だとは思った。
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「アド・アストラ」(字幕版)

2019-10-09 23:17:00 | 映画
評価:★★★☆

ジェームズ・グレイ監督
ブラッド・ピット、トミーリー・ジョーンズ、ドナルド・サザーランド他出演

「アド・アストラ」を見た。
「アルキメデスの大戦」をずっと見ていて、それ以外だと「天気の子」以来、
2ヶ月以上ぶり。洋画久しぶりだなぁ。

独白ばかりの映画は白けることもあるけど、これはなかなか良かった。
でもこれピンと来ない人も多いだろうねぇ。
ほぼブラッド・ピットの一人芝居。
宇宙モノはそれだけで加点しがち。宇宙と孤独は親和性が高い。
話自体はあまり宇宙を舞台とする必然性はないような気もする。
最後に愛とかに日和ったのは気に入らない…。
終わり方にはちょっとずっこけたけど、そこに至るまでのしんしんとした
静謐な孤独感は良かった。
途中まで、主人公が鬼悪魔のように冷静なのも良かった。
どんな緊急事態でも心拍数は80を超えない。

ハリウッド映画ではファザコンというか、父親との関係に問題のある主人公が多い気がする。

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