「ミスター・ガラス」（字幕版、ネタバレ注意）

評価：★★★

M・ナイト・シャマラン監督
ジェームズ・マカヴォイ、ブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン、
アナ・テイラー=ジョイ、サラ・ポールソン他出演

「ミスター・ガラス」を見たよ。
褒められている部分も分かるけど、あんまりグッと来なかったな。
エモかったけど、色々せわしない。


ネタバレあるので、注意！！


イライジャの物語だと思った。
ケヴィンの物語もまあまあある。
デヴィッドは気の毒。あんまり主体的に何かを求めた感じがしない。
巻き込まれて、駒にされた感じ。
イライジャは自分の存在理由を証明したと感じて満足だろうし、ケヴィンは照明の中で
生きるのも悪くない、と思えるようになった（そのまま死んじゃったけど）けど、
デヴィッドはそういうことはなさそう。

説明をつけることで力を削ごうとする、というのは、あれだね、悪魔が名前を知られると
いかん、みたいな（違う）。
科学も機序が不明なら魔法と変わらないということの逆というか。
説明して理解の範疇に収めることで、異能が理解の範疇に抑えられちゃうってことだよね。

イライジャが、医者が説明をつけることで力を削ごうとしている、と言うところ、
パトリシアがビーストの異能を信じてた、と言うところ、 ケヴィンが照明の中に立つのも
悪くないと言うところ、イライジャ母、ジョセフ、ケイシーが駅にいるところはエモ。エモエモ。

デヴィッドとジョセフの絆は良く分かるけど、ケイシーのケヴィンへの想いはよく分からない。
「スプリット」での出来事で、虐待叔父と対決する力を得た、世界に向き合う力を得た、
ということで、ケヴィンやビーストに特別な想いがあったの？
虐待された仲間意識みたいなのがあったの？
ケヴィンの虐待については気の毒に思ってるけど、それ以上の部分についてまったく共感や
理解をしていないから、ビースト関連が私にはダメなのがいかんのかな。
虐待されて多重人格になりました、さらにスーパーヴィランのビーストが生まれました、
と言われても、はぁ？？と思ってしまうからなぁ。
「スプリット」で、食べられた女子高生かわいそう。
ケヴィンに胸を触らせたのがあの女子高生たちだ、みたいな考察？あるけど、だから何？
食べられるほどの罪悪かよ？と…。

「アンブレイカブル」から18年？、同じ俳優がデヴィッド息子やイライジャ母を演じてる
のは良かった。
マカヴォイの演技力見せつけ大会でしたなぁ。
「ミスター・ガラス」のテーマは、信じること、期待、要するに希望？？
そういうテーマは大好きだけど、あんまり心に響かなかった。

シャマランはいつまで経ってもどんでん返しを期待されて気の毒。
どんでん返しじゃなくて、見えない何かを感じさせるのが得意な監督だよね。

あとねー、映画館で同じ列に座ってた男性がだいぶ早くから鼻水ズールズルすすっていて、
気が散った。
まさかただの風邪ってことはないよね？
映画館であんなに泣く人に遭遇したのは初めてで、なんか醒めてしまった…。
わたしも映画館ですごく泣くことはあるけど、あんなに鼻水すすらないぞ。

「スプリット」（吹替版、Amazonプライム・ビデオ）

評価：★★☆

M・ナイト・シャマラン監督
ジェームズ・マカヴォオイ、アニャ・テイラー=ジョイ他出演

「ミスター・ガラス」を見るために、「スプリット」（吹替版）を見た。

なんだかなー。
誘拐された女子高生が気の毒すぎたよ。
ケヴィンがいくら虐待されて不遇だったとしとも、だから？？？？という感じ。
悪役に背景なんか要らない派（なんだそれ）で、悪はただ悪、というのが好きなので、
虐待されたから多重人格になって、さらに悪になりました、と言われても、はぁ？みたいな気分に…。
ビーストって、結局何なの？もう１つの人格なの？それとは違うの？

「アンブレイカブル」がスーパーヒーローの誕生、「スプリット」はスーパーヴィランの
誕生を描いたものなんだって。

あんまりピンと来なかったなー。
「アンブレイカブル」「スプリット」とあんまりグッと来なくて、「ミスター・ガラス」も
怪しいな…。

「アンブレイカブル」（字幕版、スターチャンネル）

評価：★★★

M・ナイト・シャマラン監督
ブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソンほか出演

「ミスター・ガラス」を見るために、まずは録画してあった「アンブレイカブル」（字幕版）を見た。

まあまあかなー。
途中、息子にイライラしてしまった。

スーパーヒーローの誕生を描く物語。

ドラマ「パトリック・メルローズ」第1話（スターチャンネル）

スターチャンネルで先行放送されたドラマ「パトリック・メルローズ」第1話を、去年の
クリスマスイブに見たよ。
ベネディクト・カンバーバッチ主演。

見る前は、幼少時のトラウマで酒やドラッグに溺れ、女性関係も乱れてるプレイボーイね、
ふーん、そういうのどうせピンと来ないんだよね、みたいな斜めな気持ちでいたんだけど、
見始めたらグイグイ引き込まれてしまった！
映像もすごく綺麗。

まず幼少期のトラウマってのが、父親に性的虐待を受けたことのようで、そこでだいぶ同情。
そりゃトラウマになるよね…斜めに見ててごめん、という気分に…。
第1話の最後で、パトリックが友人にクスリをやめる、と言ったら、「やめて何をするんだ？」と
静かな声で淡々と問われて、答えることができずに泣き出したところで、私も同じような
表情をして泣いた

年末の三連休では「アリー スター誕生」と「パトリック・メルローズ」を見て、アル中ヤク中の
苦しみに鬱々とする休みだった

自分はお酒を飲まないし、もちろんドラッグもやらないけど、依存症の人の気持ちは分かる。
正気でいる時間を出来るだけ少なくしたいんだよね。
余白をなくすというか…。
現実逃避であって、問題の解決にはならないけど、現実に向き合いたくないんでしょ。
分かる。
いろんな依存症の人がいっぺんに治ったらいいのになー。
無理な話なんだけどさー。

「パトリック・メルローズ」第1話でだいぶ鬱々として、今後見ていって救いはあるのかな、と
ネタバレブログを見たところ、それなりの救いはあるみたいだな、と少し安心した。

今年は4月から「ゲーム・オブ・スローンズ」の最終シーズンの放送が始まるんだよね！
楽しみだなぁ。
終わってしまうのは悲しいけど…。

去年は「ウエスト・ワールド」S2が面白かった。
「アメリカン・クライム・ストーリー」はS1がとても良かったので、S2も期待したけど、クナナンがさっぱり分からなすぎて、
吹替にイラつきすぎて（字幕で見る気はせず…）、ダメだった。

今年も面白いドラマを見られますように！

ドラマ「コンドル狙われたCIA分析官」（WOWOW）

遅ればせながら、新年おめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

WOWOWで正月に放送されたドラマ「コンドル狙われたCIA分析官」を見たよ。
ロバート・レッドフォード主演のスパイ映画をベースにしたもの。

字幕版の放送だったから、最近はながら見ばかりの自分が見るかなぁと思ってたけど、
面白くてまじめに見てしまった！
特に前半はめちゃんこ面白かったー。
映像を見る限り、結構お金がかかってそうな気がする。

主人公はCIAのフロント組織で働く分析官で、ヤバい情報に気がついてしまったため、
同僚全員が殺され、命からがら逃げ出したら、殺害犯の濡れ衣を着せられ、逃亡生活に…。

主人公の周りの殺されっぷりがすごい。気の毒すぎる。
特にある人が殺されたのは、容赦なさすぎて、私も凹んだ…。
てっきり最後には…と思ってたのに、びっくりだよ！
殺し屋が無双過ぎるよね〜。
ブレンダン・フレイザーがすごい太ってて驚いた。

主演のマックス・アイアンズはジェレミー・アイアンズの息子さんだそう。
S2もあるそうで、楽しみだな〜。日本で放送されますように。

「シュガー・ラッシュ」（吹替版）

評価：★★★

リッチ・ムーア監督

「シュガー・ラッシュ」（吹替版）を見た。Amazonで初めてレンタルした。
「シュガー・ラッシュ：オンライン」を見るために。

面白かったよ。
自分の役割を受け入れて、誇りを持とう、という話でした。

フィックス・イット フェリックスの中のキャラクターたちが、ラルフという悪役が
いなければこのゲームは成り立たない、ラルフが
必要だ、ということをちゃんと認識して、ラルフを受け入れるのを描いて欲しかったよ。
その点についてはスルーなのが大きな不満。
フェリックスでさえも、その点はぼんやりしてるもんなぁ。

これで「シュガー・ラッシュ：オンライン」を見られるよー。
ラルフがキモい執着おじさんになってるらしい。

「ロマンティックロシア展」@Bunkamuraザ・ミュージアム（2019.1.5）

「国立トレチャコフ美術館所蔵 ロマンティックロシア展」@Bunkamuraザ・ミュージアムを見た。

イワン・シーシキン「正午、モスクワ郊外」が一番良かった
空、雲、ライ麦畑、明るい日差し。

同じシーシキンの「雨の樫林」。
林にもや？かすみ？がかかる感じが、数年前に行った五稜郭の雰囲気に重なったよ。

アレクセイ・ステパーノフ「鶴が飛んでいく」の強い日差しも良かった。

「博物館に初もうで」＠東京国立博物館（2019.1.3）

ルーベンス展の後、アメ横を歩いて、スノーブーツを見るためにムラサキスポーツ本店に
行ったけど、全然ダメだった。
正月三が日だからか、どこもお店がいっぱいで、ランチ難民と化したよ…。
なんとかお昼を食べて、戻って、「博物館に初もうで」＠東京国立博物館に行った。











獅子舞も見たよ〜。

「ルーベンス展ーバロックの誕生」＠国立西洋美術館（2019.1.3）

「ルーベンス展ーバロックの誕生」@国立西洋美術館を見たよ。

ルーベンスの描く人物の肌のツヤツヤした感じや躍動感は素敵。
でも、ルーベンスのせいじゃないんだけど、神話系にはレイプ話が多くて胸糞…。



常設展でゴッホの「ばら」が見られて良かった。