good day to Die

映画、ドラマ、小説、漫画、音楽についての感想等を
日記代わりに書いておくためのブログです。
ネタバレあり。

「可燃物」を読んだ

2024-01-08 17:42:22 | 漫画・書籍




米澤穂信「可燃物」をAmazonオーディブルで聴いた。
2023年の年末からオーディブルで猛然と本を読んで(聴いて)いる。

これ面白いなぁ。
何がどうというのでもないけど…文章が良いんすかねー(プロの作家に対して言う
ことじゃないけど、文章の合う合わないはあるよね)。
短編集は好きじゃないし、オーディブルは気持ちが乗らないと全然聴けないけど、
これは面白い。
2作目の「ねむけ」が特に良かった。
表題作「可燃物」も良かった(動機はピンと来なかったけど…)。

小説をほとんど読まないので、米澤穂信も初めて読む(聴く)けど、「黒牢城」の
人だよね。
デビューはラノベなのか。

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「爆弾」を読んだ

2024-01-07 17:39:20 | 漫画・書籍




呉勝浩「爆弾」をAmazonオーディブルで聴いた。
タゴサクがあまりにも喪黒福造だった(笑)。

初めは警察官がタゴサクにやられっぱなしだったけど、第二部で類家のターンに
なってからは楽しく聴けた。
漫画的なキャラだけど、こういうキャラがいた方が楽しい。
漫画的なサイコパスに対峙するのは、やっぱりこういうキャラじゃないとね。

清宮は「園児ではなく炊き出しに並ぶホームレスが犠牲になったことに安堵したこと」を
タゴサクから指摘されて心が折れてしまった。
タゴサクは類家に対しても、色々とその手のことを指摘して、さも隠れた醜い心を
暴いたと喜んでるようだったけど、そういうの、すごく子どもじみてる。

見ず知らずの他人より身近な人間を大事に思うのは当たり前だし、人間の命は平等と
いう建前の裏で違う考えを持つのは仕方ない。
私なんか毎日、早く地球ばくはつしろと念じてるし、ムカつく奴に対して死ねと思ってる。
でもだからといって犯罪を実行しない。
思うのと実行するのには大きな断絶があるわけ。
なので、その内心を指摘されたところで、そんなにダメージを受けるものかなぁと思う。
だからどうした、としかならないような…?

面白かったけど、そんなにみんな「美しい心を持ってないといけない」と思っているのかなぁ、
醜い心を指摘されたからって動揺するような、そんなに脆いものかなぁと思う。
その点、類家はへっちゃらそうで良かった。

犯人の望むようにしないと惨事を止められない、となると、まともに対応しないと
ならないんだろうけど、ダークナイトのジョーカーと同じく、この手のサイコパスは
まともに取り合わず、無視するに限る、と思ってしまう(それでは話が成り立たない)。

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「方舟」を読んだ

2024-01-06 17:31:47 | 漫画・書籍




「方舟」をAmazonオーディブルで聴き終えた。


んー。
何で評判が良いのか分からない。
やっぱりミステリに向いてない(^_^;)
あのオチがそんなに良いのか。不思議。


ミステリのキャラってだいたいそうだけど、誰にも何の魅力もない。
主観キャラはつまらないし(これは仕方ない)、探偵キャラはなんかムカつくし、
犯人はサイコパスすぎるし、他は誰が誰やらわからない(真面目に聴いてないせいもある)。 


最後にヤバい状況になっても、ダラダラと犯人の種明かしに付き合う主観キャラにイライラした。

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「K2」を読んだ

2024-01-03 17:21:45 | 漫画・書籍




医療漫画「K2」をコミックDAYSで日々読んでいて、年末年始の全話無料で追い上げて読んだよ〜。
とても面白い。

ドクターにあるまじき筋力に笑う。
ドクターKは医者として優秀すぎるし、善良かつ人間ができすぎていて、でも嫌味は
なくてまぶしい(熊と間違えられたことを根に持ってるっぽいのがかわいい)。
一也もとてもいい子。
医学部の同期生や研修先のドクターたちもいいキャラ。
すごく悪い顔をした闇医者(ドクターTETSU)が良いことしかしないのも最高。
譲介が、昔はあんなにオラついていたのにすっかり良い子になって、一人称・僕なのが胸キュン。
死に水を取る発言に胸キュン。
何年か越しでキャラが再登場するのも胸アツ。

野良スーパードクターがたくさんいて、世の中のドクターがみんなこうならいいのにね。

「脳外科医竹田くん」が逆K2とか裏K2とか言われているのは笑う。

「スーパードクターK」「DoctorK」も読むよ〜☺️
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「半暮刻」を読んだ

2023-12-30 17:34:24 | 漫画・書籍




月村了衛「半暮刻」を読んだ。
前半も良かったけど、後半がすごかった。

電通と思しき大手広告代理店アドルーラーに勤めるもう1人の主人公・海斗が、
公金を自社の上層部や政治家に還流させるスキームを作り、そこに半グレやヤクザが
入り込み、他方、高橋まつりさんをモデルにしているだろう部下を追い詰めて自殺させる…。

電通の東京五輪談合事件もだし、きっと大阪万博の背後では、実際にこんなふうに
公金を際限なくかすめ取ってる人たちがいるんだろうと思う。
海斗が大学のイベントサークルの後輩らに、芸能人等の接待のために、お持ち帰り用の
女を用意させるとか、最近話題の松本人志の事案も想起させるし、いろんなことが
タイムリーすぎる。

海斗の上司が、次にアドルーラーが狙うのは憲法改正時の国民投票だと言ってて、
オエッてなった。
前々から、憲法改正の国民投票について、直前以外はCM規制がなく、金に物言わせて
政府与党の好きなように世論を作れるからヤバいと言われてるよね。

海斗は一旦破滅?するんだけど、もう1人の主人公・翔太とは異なり、本質的な
気づきや反省はまったくなく、薄気味悪い。
部下、ヤバいヤクザ、そして翔太という別々の立場の3人から、同じように邪悪だと
指摘されても、本人は何も分かってない。
海斗にはある意味、救いがない。
なので、物語としては、変な終わり方ともいえる。

最後、翔太が懸命に海斗に伝えようとするんだけど、会話だけでそれをやられると
読者としてはちょっとしらけてしまう。
著者の伝えたいことを台詞でダイレクトに伝えようとするのはあんまり好きじゃない。
翔太と海斗の対比が弱くて、その2人を主人公にして、最後に対峙させることで読者に
何かを見せようとした著者の目論見はうまく行ってない。

でも面白い作品でした。
現実を描いてるだけじゃん、という見方もできるかもしれないけど、それをこんなに
緊迫感を持って読ませるのはすごいと思う。

月村了衛って筆が早いよね。
しかもこんなにテンションの高いものをコンスタントに出せるのは立派。

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「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を読んだ

2023-12-17 19:14:00 | 漫画・書籍





「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を読んだ。
実は、読んだのは2022年8月なんだけど、今年中の日付しか選べないんだね〜😓

終盤で明らかになるストラットの所業がすごい鬼畜でびっくり。ひどい。

終わりが見えた頃にもうひとヤマ、超ヤバいことが起きて、主人公はその対応で
忙殺されてしばらくロッキーについての言及がなかったんだけど、私はロッキーやばい
ロッキーやばいロッキーやばいと思っていて、やっぱりロッキーやばかった…。

面白かったけど、地球の技術が進みすぎてる気がするのと、1人の人間にあんなに
強権を与えるのは嘘くさく(フィクションだけど)、主人公は有能すぎで、ロッキーの
感覚は普通すぎる。
クルーを昏睡させるなら、起きたときに備えて、諸々書いた指示書というか計画書と
いうか、何か用意しておかない??
(それでは序盤の展開が出来ないから仕方ない)

未知の宇宙生物を張り切って地球に送りつけるのは狂気の沙汰だけど、それを
やらないと人類滅亡の危機だし、まいっか。

最後の展開は微妙。あんな終わり方か…。
ちゃんと主人公が地球世界で報われてほしかった。

映画はどうなるのかな。ロッキーは。言葉は。
同じ作者の「火星の人」の主人公とそっくりなポジティブさなので、読んでるときは
マット・デイモンのイメージだったけど、映画はライアン・ゴズリングだそう。
楽しみだね〜☺️
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漫画「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」

2023-10-22 15:53:00 | 漫画・書籍



「フラジャイル 病理医岸京一郎の所見」を読んだ。
マガポケで日々楽しく読んでいたんだけど、電子書籍で全巻購入して読んでしまって、
日々の楽しみが消えた…。

ドラマ「ドクター・ハウス」と似てると言われてて、確かに似てるところはある。
岸先生もひどいひどいと言われるけど、患者や頑張ってる医療従事者に対しては真摯だし、
すごく真っ当なので、本当にひどいハウス先生とは違うけど…(でもハウス先生、
好きだよ。近くにいたら迷惑だろうけど)。

今さら岸先生に間違わせたり、悩ませたりできないんだろうけど、優秀すぎるし、
超人だし、極めて真っ当で、「理想の病理医」という概念ぽくなってるよね。
最近は病理の話ではなくなってる…。
製薬会社の話も緩和ケア科の話も面白いんだけど、私は病理の話が読みたいよ。
22巻が、宮崎の総集編みたいな回があったり、タイトル回収回があったり、最終巻
みたいな勢いだった。
また千石弁護士に出てきて欲しいけど、弁護士が出てくるのは医療過誤がらみだし、
出てこない方が良いのかな〜〜。
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「ラブカは静かに弓を持つ」を読んだ

2023-07-02 22:08:00 | 漫画・書籍



「ラブカは静かに弓を持つ」を読んだ。

序盤の主人公の孤独感や不眠症なんかは良かったんだけど、トラウマが大したこと
なくて(と言っては申し訳ない)、その克服もわりとあっさりで、後半に期待したほどの
盛り上がりがなかった。
軸となる事案のモデルはJASRACとヤマハの訴訟(ただし訴訟はメインではない)。
読みやすく、終わり方は爽やかだったけど、ちょっとチェロの講師がいい人すぎるね。
思ったより軽くて浅くて物足りなかったでっす。
でも読んでいる間は楽しかったから良かったよ☺️

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「虐殺器官」を読んだ

2023-05-20 17:08:00 | 漫画・書籍


伊藤計劃「虐殺器官」をAmazonオーディブルで聴いた。
伊藤計劃の3作、書籍を買ってあるんだけども。
前にさわりを読み、アニメ化されたものを見て、そのまま書籍は放置してた。
アニメ見たけど内容は全然覚えてないので、新鮮な気持ちでオーディブルで聴いた。

「虐殺器官」、衒学的なラノベって感じだった。
何でこの作品がそんなに評価されてるの?
著者が早世したからって変に評価高くなってない?とひどいことを思う。
いやいや、自分が良さを分からないからって、そんなことを思ってはいけない。
SF的なガジェットは面白かった。

主人公はずーーっと母親の延命治療をやめたことを気に病んでいて、そういうキャラ
設定だから仕方ないけど、暗殺を任務にしている軍人がこんなにベタベタした感傷的な
人間なのはピンとこなかった。
主人公が執着するヒロインの魅力も私にはわからないので、主人公の行動にも全然
共感しないまま。
主人公とヒロインの会話は寒々しい。何でもかんでも会話で進めるのはやめてほしい。
ジョンポールの語ることは厨二病だし(ジョンポールと聞くたびに駆逐艦を思う。
あちらはジョンポールジョーンズ)、それを引き継ぎ?、最後に主人公が自分を罰する
ためにとった行動が超絶大迷惑で、何だそれ…と白けてしまった。
みんな薄っぺらい。

終盤の展開の不自然さに、本来盛り上がるべきところなんだけど、こちらはどんどん
醒めてしまってねぇ。
暗殺目的を主人公だけ知らされてないっておかしいじゃん。なぜその任務に主人公を
参加させてるのか意味不明…そのことについての説明がない。
そういうところがラノベな感じ。
でもラノベならもっとキャラに魅力が欲しいけど、どのキャラにも魅力を感じない。
ラノベでもなく、文学的でもなく、ハードSFでもなく。中途半端。

いろんなことを詰め込んでるけど、それぞれ私がわかる程度の浅いネタで、そういうの、
痛い感じがしてしまう。

もっと硬いの作品かと思ったらそうでもなくて残念だった。



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「幽玄F」

2023-05-07 13:08:00 | 漫画・書籍



佐藤究の新作を読むために雑誌「文藝2023年夏季号」を買った。
佐藤究の「幽玄F」だけ読んだ。

まだ25%か、長いな…と思ってたら、それは雑誌全体での割合だった(笑)。
そりゃそうね。
電子書籍は読んだ分量が視覚的に一目瞭然ではないところが、紙の書籍より劣るよねぇ。
まだ序盤かと思ってたら突然エピローグになって拍子抜けした(笑)。

どんな話か知らずに読んでたら、主人公がファイターパイロットになり、おお、燃える、
と思ったら、あっさり自衛隊を辞めてしまい、くすぶってると思ったら、ぶっ飛んだことを
やり始め、そこからなんかファンタジーになってしまった感じでちょっと残念。
序盤は、佐藤究らしく?不穏な感じで良かったのになぁ。

私は三島由紀夫を読んだことがないので、三島由紀夫云々は分からない。

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「天使禁猟区」を読んだ。

2023-04-22 16:03:00 | 漫画・書籍



由貴香織の「天使禁猟区」を白泉社のアプリで読み終えた。
これも昔途中まで読んで止まってた。
美麗な絵ですわ〜。

主人公の兄妹が好きになれないままだった😅
ロシエルが終盤なんだか微妙になったのと、ラファエルは終盤離脱、吉良先輩も微妙…。
加藤はかっこいい退場だった。

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「輝夜姫」を読んだ

2023-04-07 00:09:00 | 漫画・書籍



白泉社のアプリで清水玲子の「輝夜姫」を全部読ませてもらったよ〜。
感謝感謝。
前に終わりまで読んだつもりでいたけど、途中で脱落してたんだなぁ。
途中から何だかよくわからない話になってた…。
結局晶は何だったのか…。

ミラーが1人だけ取り残されるの、気の毒だった。
高力士があんな感じで終わるとはびっくり。

清水玲子の絵は美麗だなぁ。
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電子書籍を大量に積読(?)

2023-01-16 22:31:00 | 漫画・書籍
DMMブックスのセールで電子書籍を大量に買ってる。
電子書籍って積むわけじゃないけど、これも積読というのだろうか😅
漫画は踏み台昇降やりながら読んでいくんだけど、小説はなかなか読まない😇
買ったからにはちゃんと読もうぜ〜‼️
でも紙の本もたくさん積んでるんだよね〜😇

機龍警察の新刊と佐藤究の新刊を熱烈に待ってるよ。
呪術廻戦も楽しみにしてる😊
ジャンプ本誌は脱落してるけど…。

夏の?セールで、青春時代の懐かしい若木未生、須賀しのぶを買い直したけど読んでない😅
あとは月村了衛、佐藤究、伊兼源太郎、劉慈欣、諏訪緑、動物のお医者さん、マスターキートン、
その他一般書籍を買ってる〜。

次のセールでは、今回セール対象になってなかった「コード・ブレーカー」がセール対象に
なることを期待。














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「Ank:a mirroring ape」を読んだ

2022-09-23 21:17:00 | 漫画・書籍



佐藤究の「Ank:a mirroring ape」を読み終えた。

面白かった。
佐藤究いいね。好き。
ほっこり、とか皆無で、冷え冷えとした空気が心地よい。ベタベタしたところがない。

似たような暴動の描写が繰り返されるのはちょっとかったるい。
話がなかなか進まないのはこの人の癖なのか。
ドライブかかったように感じたのは7割読んだあたりからだった。
進まなくても面白いんだけどねー。

主人公は孤独でちょっと物悲しくて良かった。
もっとしつこく書き込んで欲しかったけど。
いや結構書き込まれてるか?
主人公は、東京地検特捜部検事だった父親からひどい暴力を振るわれていて、同じく
暴力を受けていた母親が、父親の死後に車で海に落ちて息子と無理心中を図ったけど
1人だけ生き残ったという壮絶な育ち。
家で立ったまま食事をして、誰かと付き合ってもそのスタイルで、食事中に会話も
しないという設定で、自分は全然そんな感じではないけど、なんかシンパシーを
感じてしまった…。

主人公が気の毒で、物寂しいままで終わってしまって、読み終えてちょっと悲しい気分。

アンクの警戒音を聞いて正気を失って暴れる時間が8分19秒(太陽の光が地球に届く
までの時間)というのは話に馴染んでなかったと思う。
鏡は光の認識だからって、なんでそうなるのさ。
分かる人は分かるの??
(そういえばテスカトリポカも鏡でしたね)。

忍者少年は異質だったけど魅力的なキャラだったので、もっと早く出してくれたら
良かった。

佐藤究の作品で残るのは「QJKJQ」。
タイトル覚えられない…。

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「ジェノサイド」を読んだ

2022-09-19 17:46:00 | 漫画・書籍



高野和明「ジェノサイド」上下巻を読み終えた。

面白かったけど、すごく面白いけど、淡々と読んでしまった。
あんまり高揚感はなかった。
面白いんだけどねー。
進化した人類が余裕すぎて、ハラハラ感がないからかね。

我が子が難病に苦しむ傭兵、進化した人類、冴えない大学生が陰謀に嵌められて逃亡、
謎の支援者、アメリカ大統領とその側近等々、ありがちなハリウッド映画みたいなのが
とても良いよ。好きだよ。

研人、イェーガーという2人の主人公?も良かったけど、それよりルーベンス、李正勲と
ハインズマンが良いキャラで好き。
ルーベンスは解説キャラポジで、事態を後追いながら把握していたけど、解説だけではなく
もう少し見せ場があれば良かった。

途中からは決まった流れをこなすだけ、みたいな感じだったから、状況の見えない初めの
頃の方がワクワクした。
エマの指示に従ってればうまくいく、というの、なんかいまひとつ…(指示に従って動くのも
大変なんだけど)。

本筋に関係ないけど、現生人類の残虐さのエピソードとして出てくるコンゴの少年兵のくだり、
他でも似たようなものを読んだことあるけど、凄惨。

高野和明の作品を読んだの初めてだったけど、他の作品も読みたい。
本作も電子書籍化されてなくて紙の書籍を買ったけど、他の作品も電子書籍化されてないね。
作者さんが電子書籍反対なのかな。
電子書籍化してほしい。


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