good day to Die

映画、ドラマ、小説、漫画、音楽についての感想等を
日記代わりに書いておくためのブログです。
ネタバレあり。

普通に生活するのと忘れるのとは違う

2011-04-04 17:58:16 | 東日本大震災
昨夜、久しぶりに革靴を磨いた。磨きながらNHKを見た。
靴磨きをしている人間の言うことじゃないんだけど、被災地は、まだ全然被災地のままだと実感して
とても悲しかった。

汚物を新聞紙で包んで捨てているから、衛生状態に問題があるそうで、今の日本で衛生状態を心配しなきゃ
いけないなんて、悲しい。
まだ寒いからウィルス性感染症が流行しないで済んでいるけど、暖かくなってきたら危険だそう。
一日も早く上水と下水を復旧させてほしい。復旧に向けた作業は間違いなくされていると思うけど、
追いつかないんだろうなぁ。
アルコール消毒剤なんてたくさんあるのに、被災地にはなかなか行き渡らないんだね。
ノロウィルスにはアルコール消毒は効かないそうだけど…。

私がどうのこうの言っても、別に何が変わるわけじゃないし、結局何もしてないんだけど、地震から3週間
以上が経って、そろそろ被災地以外の地域の人間は、ちょっと忘れかけてる感じがする。
というか、あえて忘れようとしている、って感じかなー。
いつまでも地震、地震と言ってる人を鬱陶しく感じてる印象がある。
人間は飽きやすく、しかも不安、不快な話を聞きたがらない。
津波の映像を繰り返して流すことに意味はないし、悲惨な映像を見続けて鬱状態になるのも良くないけど、
そういうことじゃなくて、忘れてしまってはダメだよね。
被災地以外がきちんと日常生活を送るのは大切なことだけど、普通の生活をすることは、被災地のことを
考えなくなることじゃない。

今、大変な目に遭っている方たちは、たまたまそこに住んでいただけで、それは自分だったかもしれない。
自分の大事な人だったかもしれない。

毎日、自分のなすべき仕事や生活を大事にするのは当たり前だし、個々人の人生は別のものだし、
被災地復興のためには被災地以外がお金を稼いで支援しなくちゃいけないんだけど、忘れちゃっていいわけじゃ
ないと思うのです。
誰も忘れてはいないと思うけど、なんだか、自分がちょっと忘れ気味だったことに気付いて、悲しかった。

でも、こういうときに○○するとは不謹慎な!とか言う人には違和感を感じる。
被災者もそうでない人も、たとえば映画を見るとか、何かを楽しむことは全然問題ないと思ってるよ。
元気のないときは静かにしていればいいし、元気なときは張り切って活動すればいいじゃん。
そしていつも被災地の情報には触れていたい。報道はどんどん減って行くけど…。
心の片隅に常に被災地の状況があるのは、心が晴れやかにならないからつらいんだけど(もちろん被災者の
つらさとは全然違うけど)、だからこそ被災地が早く復興すれば、こちらの心も晴れやかになれるわけでしょ。
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「ザ・ウォーカー」(WOWOW)

2011-04-03 22:50:59 | 映画
評価:★★★

ストーリー(Yahoo!映画より)
世界で一冊だけ残る本を運び、30年間旅をしている男イーライ(デンゼル・ワシントン)。本に触れる者を
ためらわずに誰でも殺すイーライだが、彼は旅の目的地を知らず、「西へ向かう」という手掛かりだけを
頼りに歩き続けている。そんな中、彼の前に、本を探し続ける独裁者カーネギー(ゲイリー・オールドマン)が
現れ……。

アレン・ヒューズ、アルバート・ヒューズ監督
デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマン、ミラ・クニス他出演

WOWOWで放送された「ザ・ウォーカー」を見た。
去年の6月に劇場で見てわりと好きだったので、録画して保存。

荒廃した世界っぽい色合いが良かった。
デンゼル・ワシントンには、もう少し身体を絞ってほしかったねー。
原題が「The Book of Eli」で、タイトルが激しくネタバレしてるんだけど、だからこそ原題の方が
良かったような…。
途中で一度、別の映画になるところは、やっぱり笑ってしまった。

文明の再生ってところがグッと来るんだよねー。東洋文明はどこ行った!って感じだけど、それはまあ
描かれないだけで、アジアではきっと三蔵法師終末バージョンが繰り広げられてるはず…。
イーライがどこから出発したのか知らないけど、西海岸に行き着くまでに30年もかかるわけない、とか
考えてはいけません。
終末世界のくせにずいぶん人間多いな、街とか普通にありますね、ガソリンも結構手に入りそうですね、とか
そういうことも突っ込まずにね。

詳しい感想は、劇場でみたときのものをどうぞ→「ザ・ウォーカー」(ネタバレ注意!)
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「リディック」

2011-04-03 20:39:18 | カール・アーバン
評価:★★

ストーリー(Yahoo!映画より)
宇宙は今、ネクロモンガー軍団によって支配されつつあった。高額賞金首の脱獄囚リディック(ヴィン・
ディーゼル)は、ネクロモンガーの独裁者が統治する惑星ヘリオンにたどり着く。
   ↑↑
なんて手抜きなあらすじ紹介だ(笑)。

デヴィッド・トゥーヒー監督
ヴィン・ディーゼル、ジュディ・デンチ、カール・アーバン他出演

「リディック」を見た。カール・アーバン目当て。
ツタヤディスカスから地震前から借りていて、やっと見た。

前作「ピッチブラック」を見てないから、リディックのキャラ設定は良く分からず…。
それはあんまり問題じゃなかったけど、惑星側と刑務所?側で話が二分されていてなかなか1つにまとまらず、
テンポが悪い。

カール・アーバンの演じるヴァーコ司令官は、悪役の中では一番存在感あったと思うけど、妻の言いなりで、
最後も決められず、情けない(笑)。
それを愛嬌に感じてしまうのがファンの欲目だけど、情けない役であることは間違いない。。。

マッチョもハゲも好きだけど、ヴィン・ディーゼルにはグッと来ないなー。かわいげを感じないせいかなー。
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「ラブリー・ボーン」(WOWOW)

2011-04-03 00:22:10 | 映画
評価:★☆

ストーリー(Yahoo!映画より)
スージー・サーモン(シアーシャ・ローナン)という魚の名前のような彼女は、14歳のときにトウモロコシ畑で
ある者に襲われ、殺されてしまう。そしてスージーは天国にたどり着くが、父(マーク・ウォールバーグ)は
犯人探しに明け暮れ、母(レイチェル・ワイズ)は愛娘を守れなかった罪悪感に苦しむ。崩壊していく家族の
姿を見てスージーは……。

ピーター・ジャクソン監督
シアーシャ・ローナン、マーク・ウォルバーグ、レイチェル・ワイズ、スーザン・サランドン他出演

WOWOWで録画した「ラブリー・ボーン」を見た。
何をしたいのか分からない映画だった。
原作の肝をいくつか省略したからこうなったのか?でも、原作は~~だと聞いても、やっぱりお花畑系の印象…。
犯人が罪に見合う報いを受けてないという点には大して引っかかってないけど、すべて中途半端に感じた。
犯人の結末は、試写会の反応を見て付け加えたそうで、初めはああではなかったと聞いて、びっくりだよ。

この映画は何が言いたかったのか?とか考えてしまう映画は、自分には面白くない作品だったと
いうことなんだけど、それにしても良く分からない映画だぜー。
被害者の救済、解放を描きたいの?家族の再生を描きたいの?
どちらも中途半端だよねぇ。私が読み取れてないのかしら。
犯人の気持ち悪さだけは十分伝わってくるんだけど…。そういう映画じゃないはずだよね。
クリミナル・マインドのBAUメンバーを呼んでくれ、という気分になっちゃったよ。
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「SP革命篇」

2011-04-02 19:09:03 | 映画
評価:★★★

ストーリー(Yahoo!映画より)
官房長官を狙ったテロから2か月。警視庁のSPである井上(岡田准一)は上司の尾形(堤真一)への不信感を募らせながらも、
尾形の指令で国会での警備を担当することになる。そして麻田雄三(山本圭)内閣の不信任案の採決が行われようという
そのとき、国会議事堂で銃声が鳴り響き……。

波多野貴文監督
岡田准一、堤真一、真木よう子、香川輝之他出演

今日は遠征して、前売り券を買ってあった「ツーリスト」と「SP革命篇」を見た来た。
先日テレビで放送されたドラマスペシャル「SP革命前日」は少ししか見てないので、ちょっと話が飛んでる部分もあったけど、
それほど問題はなかったかな。
「SP野望篇」の感想

「SP革命篇」はちょっと長いよね。
テロリストの仕込み、閣僚のつるし上げ、井上の格闘、尾形の麻田首相追求等もろもろを少しずつ刈り込んで、15分くらい
短縮したらテンポが良くなりそう。
アクションは良いと思うけど、ちょっとくどいような…。
スカッとしたのは4係の議事堂突入シーンだけだったよ。突入からテロリスト制圧をもっと見たかった。
そして結局問題が片付いてないというか、脚本上黒幕の設定を考えてないっぽい(^_^;)

官僚?連中がどうも頭が悪そうで、しかもイラつく。あとリバプールの奴らも、テレビシリーズのときからイラっとさせる。
4係のメンバー以外はだいたいイラつくキャラクターで、爽快感がないねぇ。
堤真一のガニ股がやっぱり気になった(笑)。

どうでもいいと言えばどうでもいいんだけど、テロリストが議事堂内や周りの監視カメラをチェックしている、と言いながら、
井上たちの反撃に気づいてないのはどうなんだ?あそこは監視カメラのない場所なのか?とか、尾形が壁際で撃ったのを
井上が何度もよけてたけど、あんなに壁に近くて跳弾することはないのかな?とか、井上全力疾走しまくりでご苦労様とか
考えてしまった。

時節柄、尾形の演説にちょっと微妙な気分に…。
テロリストが国会議事堂に立てこもり、首相や閣僚をつるし上げる「SP革命篇」が予定通り上映されて、他のいくつかの
洋画が延期なのを考えると、内容ではなく、興行上の配慮のせいなんだろうねー。

これを見てる間も2回くらい地震あったけど、戻ってから、茨城県南部が震源の地震があって、鉾田市で震度5弱とか…。
上映中に震度5クラスがあったら、上映は中断されるのかな。劇場で震度5以上に遭遇したら、その後劇場に行くのを
ためらいそうだよね。
自分が見てるときじゃなかったのは良かったけど、見ていた人たちは気の毒。
もう余震は大丈夫だろうと思って映画館に行ったんだけど、余震しつこいなー。





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「ツーリスト」

2011-04-02 18:28:43 | 映画
評価:★★☆

ストーリー(Yahoo!映画より)
傷心を癒やすためイタリアを訪れたアメリカ人のフランク(ジョニー・デップ)は、ベニスに向かう車中で上流階級の
美女エリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)に声を掛けられる。魅力あふれるエリーズに誘われるがまま、アバンチュールに
酔いしれるフランク。しかし、それはすべて仕組まれたわなだった……。

フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督
ジョニー・デップ、アンジェリーナ・ジョリー、ポール・ベタニー他出演

近所のシネコンがなかなか営業再開しないので(1軒は4月8日から、1軒は4月下旬か5月上旬再開予定、
もう1軒はまだ具体的な時期が出てない)、県内で唯一営業しているシネコンに遠征してきた。
前売り券を無駄にしないために…。でも高速料金とガソリン代を考えると、前売り券を買った意味は全然ない(笑)。
常磐高速道路はところどころ段差があり、80キロ規制だったけど流れはスムーズで、予想より早く着いた。
劇場のチケット売り場が混雑してた。春休みだから、子どもが多かった。
平日よりずっと早起きして、朝一の回を余裕で見たよ。映画についてだけ発揮されるやる気。

さて「ツーリスト」。
アンジーとベタニー目当てだったので、大変満足しました。
評判が悪かったので覚悟してたけど、想像よりは良かった。軽いコメディと考えれば悪くない。
アンジーはやっぱり痩せすぎで、もっと肉付き良くないと、すれ違う男性がみんな振り返る、ということに説得力が
足りないよね~。
痩せすぎなのは残念だけど、アンジーの表情、衣装、髪型、歩き方はやっぱり美しい。カメラがアンジーのお尻ばかり
映していて笑った。
ツンと澄ました表情しているアンジーを見るだけで満足。
ベタニーは、ちょっと間抜けな役で気の毒だけど、すごくかわいいし、スーツ姿にときめきました♪
ジョニー・デップはもともと特に好きではない上に、今回は太り気味だし、一般人設定だからか、どうもいまいち…。

話は適当だし、なんだかいろいろアレだけど、ジェームズ・ニュートン・ハワードの音楽は妙に重厚で、音楽自体は
良いと思うけど、ちょっと作品に合ってないかも?

どうもアンジーだと、そのうち「ウォンテッド」のフォックスや「ソルト」のソルトばりに、華麗に敵をやっつけるんじゃ
ないかと期待してしまうね(笑)。

アンジーやベタニーファンなら楽しめるはず。
ベニスの景色も楽しめます。
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