木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

権力介入以前に自主規制の日本の大メディア

2013年01月18日 | Weblog

アルジェリアで日本人らイスラム武装勢力により拉致
フランスのオランド政権は旧植民地であるマリに対して、反政府側が支配している地域への空爆に踏み切った。そのことへの報復と宣戦の意味がこの事件にこめられている。
フランスは何でこんなことをするのか。
イギリスとフランスの植民地支配の違いについて、最近何かで読んだが、イギリスは植民地の独立が不可避とみるや、独立後の政権とうまく交渉して、実利を得るというふうに切り換えるが、フランスは独立を認めず長い抗争に入り泥沼化させてしまい、相手側にもそして自国にも大きな傷を残して、結局多くを失う不合理な道を選んできた。
今回の「マリ空爆」に関してフランス国民はどう思っているのか、聞こえてこないが。

中国「南方週末」記事に広東省当局介入報道
先週、NHKは夜7時のニュースでこれを長々と報道した。
中国広東省共産党委員会のやり方は稚拙だ。これは一時代前のやり方だ。
日本の場合は大手メディアは自主規制という形で、政府に従っている。
政府がして欲しくない報道はしないのだから介入などする必要もない。
それどころか政府の意図を先回りして巧妙に宣伝する役割も引き受けている。
そんなメディアがいかにもこれは「報道の自由への介入だ。中国は遅れている」みたいな報道をするのは笑止千万ものだ。
原発の危険性も消費税が社会保障のために必要なのではなく、実は富裕層の減税のためであるというカラクリも報道してこなかったマスコミに他国のメディア規制を批判する資格はない。
ところで広東省共産党委員会宣伝部と同じようなことを過去にした人物がいる。狂い咲き・返り咲きの安倍総理だ。
NHKが教育テレビで放映した「太平洋戦争時代の慰安婦」に関するドキュメンタリーにイチャモンを付けた張本人だ。
NHKさん、あの件は報道への政府当局の介入じゃないんですか?確かあの時安倍はたなぼたの官房長官だったような・・・。

バカ殿コンビが日本を破滅に導く予感
お札を刷ってばらまき一時的に景気をよくする手法は江戸時代からさんざ繰り返されてきた。それが過ぎると更なる苦境が待っている。
江戸時代は社会にとって不要な武士階級を養うためにそれが繰り返されたが、今の日本では、株や投資で設けるハゲタカたちのためにそれは用意される。
安倍は岸信介の孫、麻生は吉田茂の孫。「政界の貴種」だ。
安倍は「馬鹿だ」と言われると「馬鹿じゃない」と必死に叫ぶ子供だ。
麻生は馬鹿だ、漢字が読めないと言われても平気だ。彼は劣等感というものを知らない。
何でそんなこと感じなきゃいけないんだ。俺には金もあるし、偉大な?祖父の背後霊もついている。
この二人は「バカ殿」として、使い勝手がよい。側近の言うことを聞くしかないからだ。
もう一組「政界の貴種」がいる。「鳩山兄弟」だ。
しかしこの二人は側近の言うことをそのままは聞かない。自分は彼らより賢いはずだと思っているから。事実、時に正論を主張して「正義の味方」になったりすることもある。
兄の由紀夫がそうだが、弟の邦夫も厚生年金機構が作った無駄な施設の転売で儲けようとした政府の諮問機関だったかの役職に就いていたオリックス会長の宮内義彦らの手口を見抜いて追及したことがあった。
ネット右翼に人気があるという安倍・麻生。同類の馬鹿だからだろう。
しかし私が購読しているブログ「世に倦む日々」では、このままでは中国との軍事衝突になり、最終的には日本の降伏で終わるだろうと予告している。
バカ殿によって私達の日本は引導を渡されるのだ。

コメント
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