木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

アメリカの弱い者いじめ。キューバの困難

2021年07月26日 | Weblog

キューバの行く末。
一週間ほど前の信毎に「食料・電力不足に抗議。キューバで大規模デモ」のニュース。
アメリカ、特にトランプ政権時代から続く経済制裁が市民の生活を襲っている。
オバマ政権時代には敵視政策が緩められ、観光を中心とした活況が報じられていたが、アメリカによる「弱い者いじめ」だ。
バイデン政権は「キューバ国民は権威主義的な体制からの自由を求めている」とし、「米国は普遍的な権利を行使するキューバ国民を支持する」とし、キューバ政府に暴力を控え国民の声を封じ込めないよう求めると述べた。
キューバメディアは、11日に党政治局の会合に要職を全て引退したラウル・カストロ前党第一書記が出席したと報じた。
キューバ国民が不満を表明するのは自由だと思うが、今まではこうした動きには必ずCIAの策動があった。
アメリカの目の前の小国キューバはアメリカの策動にも関わらずその体制を守ってきた。
東西冷戦の頃はソ連の支援、ソ連が崩壊した後はカストロ兄弟の指導により農業に力を入れ国民の生活を守ってきた。何より医療と教育に力を入れ、それゆえアメリカの陰謀にも関わらず体制を保ってきた。
アメリカは自国の貧困層を助けず、他国の弱い部分に付け入る政策をこの21世紀になっても続けている。「卑劣な国」と言うべきだろう。

コメント
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