なぜ日本の若者は政治に無関心か。
総選挙も近いのでテレビ朝日の大下容子ワイドショーが特集を組み、松岡修造がMCを務めた。
松岡がMCという所ですでに脱力だが、ドイツ・北欧の若者に取材していた。
これらの国では子供の頃から政治の問題を積極的に話し合い行動する。それが当たり前。
日本にはその文化がない、と言うかそれを抑え込んできた。自民党保守政権の陰謀である。若者に政治に無関心でいてもらった方が何かと都合がいい。
私は若者の異議申し立てが炎のように燃え盛った60年代から70年代にかけて学生だった。
全共闘などで活動した若者も選挙には行ってなかったんじゃないかな。選挙より直接行動だという雰囲気だった。「選挙で変えるより直接民主主義で自民党を打倒する」と言う考え方。革命ですね。
凄惨なリンチ死とあさま山荘銃撃たてこもり事件で終わった連合赤軍事件などを経て若者の直接行動は影をひそめたが、老獪な保守政治家たちは若者を野放しにしておくと体制転覆がいつ起こるかもしれないと、若者の馴化教育に熱心に取り組み、文科省を使って学校締め付け教育にまい進し、その成果が「若者の政治離れ」だ。
そして公職選挙法で選挙活動をしばり、マスコミも押さえ、自民党で安定しているのがいいのだという刷り込みにやっきだが、「新自由主義」という徹底した搾取体制によって若者だけでなく国民に不満が鬱積している。
岸田ごときにこの難局は乗り切れない。身から出た錆というか、自分が蒔いた種だ。
自民党と公明党にはおとなしく下野してもらうしかない。政治家の質も堕ちる所まで落ちた。ゴミ一掃の好機だ。
自公は全員落選でいい。