もしくはマジカル・ガール。
アメリカの映画などで「マジカル・ニグロ」と呼ばれる存在があるんですね。
ただ白人の主人公を助けるため(だけ)に登場する黒人キャラのことだす。
例としては「ゴースト」のウーピー・ゴールドバーグ、
「グリーン・マイル」のマイケル・クラーク・ダンカン、
「フォレスト・ガンプ」のブッダ役の人、
「ロビン・フッド」のモーガン・フリーマン、
「ショーシャンクの空に」のモーガン・フリーマン、
「バットマン ビギンズ」のモーガン・フリーマン。
つまり、モーガンフリーマンを見たら「マジカル・ニグロ」だと思えってことかな。
「バガー・ヴァンスの伝説」のバガー・ヴァンスは題名的には主役なんですけど、超一流の「マジカル・ニグロ」言われております。
いやこれは難しい問題ではあるんですよね。
主役が白人だったら、補佐する人はみんな白人じゃなきゃだめなのかっていうとそれはやっぱりおかしいわけですよね。
むしろ、いろんな人を出せという話になる。では、何が問題かというとやはり必然性でしょうかね。
なぜ、その人はその白人を助けたか。脇役とはそういうものだという話ではないのでしょう。
雑なシナリオは駄目なのだなと。
判断は難しいですよね。
今回、ゴールデン・グローブのセシル・B・デミル賞(功労賞)を(黒人女性として初めて)受賞したオプラ・ウィンフリー、
「10歳のときシドニー・ポワチエがアカデミー賞を受賞するのを見て最高に優雅な光景だと思った」と言ってましたけど、そのシドニー・ポワチエもマジカル・ニグロなんて言う人がいますからね。
たしかに賃金も払いたがらない修道女の手伝いをするなど、マジカル・ニグロ扱いされても仕方ない?
それともあくまでも彼の行動は自分の意志?
「野のユリ」を見ると、
Lilies of the Field - Amen
主体的に行動してはいるようです。
ええと、エンディングなのでネタバレが嫌な人は見ないでください。
「アーメンじゃなくてエイメンだよ」と。
ハリウッド映画は、この時点では Amen ですけど、後に Xmen まで進化してるんですね。
Zmen まで行ったら次どうするんでしょうかね。
それはともかく、なんだかんだお手伝いさせられる羽目になったこの話ではオスカー取ってるけど、完全に主体として行動した「夜の大捜査線」は、ロッド・スタイガーが取ってるんだけど、あれって主役?
話がそれまくりましたが、日本のドラマなので、最近は女性の役がらが実につまらないんですね。
少し前に、床嶋佳子様がおとなしくつねに夫を支える専業主婦役をやっていてびっくりしたとか、元の(ウクライナの)ドラマではものすごいきつい性格の役をNHKがリメイクしたドラマでは井川遥がひたすら従順な性格をやっていたとか、なんですかねあれは。
ただの補佐役?まあ恋愛の対象になっているからいいとか?
近頃の日本のドラマはあまり見ないですけど、たまに見たりすると(相棒以外)、女性の性格が実に都合よくなっているんですよね。
主役の男を補佐する役みたいなのがいるのはまあ必要なんだろうから置いといて、その補佐役の(女性の)性格がちょうど扱いやすくなっていると。
若い女性でさばさばした性格、ものわかりが良く自己主張は少ないなど、だいたいそういうキャラ。
似た例として髭の隊長が電車の中であかりちゃんに教えるとか、
これとか
髭 女子高生
まだこのポスター使ってるのか。
相手が女子高生ですね。
教える相手は女子高生というステロタイプ脳になっているんだね。
こういう歌があるのだ。
Ladytron - Seventeen
They only want you when you're seventeen
When you're twenty-one
You're no fun
まんまですよ。これは消費対象としての女子なんだね。(21はまだせーふだろとかそういうことではない)
以前の日本の会社は、女子は入社してから数年で(寿)退社みたいなムードになっていて、長くいるとお局様扱いだったわけですよね。
いまだにその感覚があるやつらが、与党とその支持者ですからね。
日本青年会議所とか。
数年、男を補佐すべく働いて、その後は生む機械になり、産んだら育てる役割だけどベビーカーをバスや電車に乗せると嫌な顔されて、保育園にはそうそう預けられないけど我慢しろと。
魔法使いでも無理じゃないかな。
つまり日本の女性はずっとリアルでマジカル・ウーマン(ガール)の役割を担って来たことになるんではないかと思いますね。
だいたいあれでしょ。女性が輝くうんたらで表彰されたのが男だし。
女性を輝かせるおれたち男すげー、の世界なんだね。
ゴールデン・グローブ賞の授賞式では、もうセクハラを終わらせようってことで女性は黒いドレスで、と一部の人が呼び掛けたらみんな黒いの着て来たんだけど男もみんな黒だってね。
一方、女性の不倫にだけ異常に厳しい本邦では、「禊」と言ってベッキ―がキックボクサーに蹴りを入れられる始末。
しかもあとから本人が感謝していますと。そらまあ逆らったら仕事出来なくなる世界だからね。
あちらで一気に噴出したハーヴェイ・ワインスタインのセクハラというのは立場を利用してやっていたわけだ。パワハラ込みのセクハラです。
それが日本と来たら、力づくで言うこときかせてるだけですよね。
他国が改善を図る中、どんどん遅れた国になって行きますが、滅びるから関係ない?
デビッド・ボウイの誕生日。
2年前のこの日にブラックスターが出たんだね。
David Bowie - Blackstar
Anna Calvi and Amanda Palmer
プロムスでのカバー。クラシック以外はやや珍しいかと。
Sting - Blackstar
スティングがカバー。
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