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大須観音は13世紀に尾張中島郡長岡の庄大須村にできた小さな観音様がルーツです。その後、後醍醐天皇が帰衣していた伊勢の能信上人よって発展。15世紀半ばには末寺が伊勢から信濃までの6カ国という全盛期をむかえましたが、1612年に尾張名古屋に移築されました。
名古屋に移転された大須観音は境内に芝居小屋などもかかり、その賑わいは浅草の観音さまと並びしょうされるほどの賑わいでした。写真は明治時代の大須観音です。
しかし明治時代になると何度も火災に見舞われます。特に明治25年の火災では観音堂や五重塔などの主な建物が消失しました。その後再建されましたが、昭和20年の空襲で消失してしまいました。現在の建物は昭和45年に再建されたものです。五重塔などはいまだに再建されていません。
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