一方、これ以上ない見下げた実態である事を自ら実証していたのが、今日の朝日新聞である。
そもそも産経新聞が伝えた事実を朝日は全く報道しなかった。今日の紙面にも掲載されていなかった事は、購読者はご存知のとおりである。
それどころか、今日の朝日新聞は、どれほど異常で歪んだ思想の持ち主たちで紙面を作っているのかだけは、異常なほどに明らかな紙面だった。
そもそも先進国史上初めての長期に渡るデフレを作ったのは朝日新聞である。彼らはその事に対して一片の反省を見せるどころか、5月に伊勢志摩で行われたG7で、これまでの首相の中で一番と言っても過言ではないリーダーシップを発揮して取りまとめた安倍首相に対して、当日の報道ステーションに出演し、明らかに安倍首相を見下した態度で、首相に対して、今の世界には、財政出動して対処しなければならない問題は存在していない。安倍首相の発言は頓珍漢な発言だと、言い放った、これこそ正真正銘の頓珍漢である事を満天下に証明した男である経済部の論説主幹原真人を中心として、全ページを埋め尽くすかと言うほどの鼻息で、昨日、日銀が決定した政策に対する批判、否定で埋め尽くしていたのである。
黒田日銀総裁が登場して、終に、成すべき政策を執り出したのは、一昨年8月以前である。この時、朝日新聞は公称700万部超という、世界の新聞界では稀有な購読部数を誇っていたのである。(すでに現生の今、閻魔大王の責め苦が始まっているのであろう)、断末魔の道を一直線に進んでいるとは言え、今でも朝日新聞は、400万部超の購読数を持っているのである。
今月号のVOICE誌も読むべし論文が満載されているのだが、その中で、大前研一は、アベノミクスにも関わらず日本がデフレを脱却できないのは、日本で一番、お金を持っている高齢者のマインドがしぼんでいるからだ、と指摘していたが、大前研一の論文にさえ、抜けている事実があるのである。
彼が指摘する高齢者の大多数が購読しているのが朝日新聞である事実と、朝日新聞が、安倍政権の経済政策に対して、否定的な論説を、彼らの同調者である学者たちを総動員して掲載し続けて来た事実が全く抜けているのである。
デフレがマインドの問題である事は言うまでもない。
誰が、そのマインドを作り続けて来たのかという観点が、大前研一は、自説を言いたいがあまりに、全く抜けているのである。
朝日を読んで育った人間たちがNHKのニュース番組を作っている事実を、折々に確認させられている私は暗然たる思いで観ているのだが。
今でも400万超の購読世帯を持つ朝日が否定し、これに呼応するように、多くの日本人が観ているNHKがテレビで懐疑的な事を言う。
つまり彼らがデフレマインドを作り、デフレを作っているという単純な事実が大前研一の折角の労作にも、全く抜けているのである。
もし、アベノミクスを批判する事が売れる事だと思っているのなら話にもならないが。