お祭りで用意される御供え物は様々ありますが、殊に大きなお祭りとなると御神楽の奉納がなされることがあります。
当鈴鹿明神社は雅楽・芸能の盛んな神社というわけではありませんが、春秋のお祭りや神前結婚式、そして8月1日の例大祭には祝典の華として「浦安の舞」の奉納を致します。
神前結婚式での浦安の舞奉納
実はこの「浦安の舞」、昭和15年に皇紀2600年を記念した奉祝臨時祭で奉納されてから全国に伝わった舞で、比較的歴史の新しい御神楽です。
それまでは神事芸能は男性が行うものが主としてあったようですが、現在は他にも数種の巫女舞が広まり、色々な神社で見ることが出来ます。
今年奉仕した兼務社遷座祭の光景。神様に向かって舞います
例大祭での舞は装束を変え、鈴と扇を用いた更に華やかなものです。
「浦安」の言葉には「平和」の意味がありますので、来る例大祭が平和・人の和を醸すお祭りとなるよう願っております。