午前中は晴れ間も見え、お宮参りを始めご祈祷を受けられる参拝者や境内の桜を見に参拝者の皆様がご来社されておりましたが、午後2時頃から
が降り始め、午後の境内は落ち着きを見せております。

雨の中にあってもやはり桜は鮮やかでいいですね!



桜咲く中にも新たな葉を付けた木々も見え始めました!桜の季節が終わると一気に新緑の季節になりそうです。
また本日は、外のお祭り地鎮祭のご奉仕もございました。
地鎮祭の歴史は古く、持統天皇期の日本書記にはその記述があります。地鎮祭は単に神事だけでなく、仏教の寺院においいても地鎮祭のような儀式が行われていたと推測されています。その証拠として、東大寺金堂や興福寺金堂などから、地鎮祭の土地の神様に捧げて埋める「鎮物」(しずめもの)が出土しています。地鎮祭が実際に建築儀礼として認められ広く普及していったのは、江戸時代後半になってからだと考えられています。
今も昔も、土地の神様を敬い、工事開始を奉告し安全かつ順調に進むように願う気持ちは変わらないですね。
それでは、今も昔も変わらない、地鎮祭の式次第を説明致します。
当日は、地鎮祭開始の約30分前に現地に到着し、祭壇を舗説致します。(忌竹、祭壇、神饌、盛砂など)その後、お施主さん、施工(設計)会社の皆さんがお揃いになられましたら式を開始致します。

式次第は下記の通りです。
一、修祓(しゅばつ)
神饌、玉串、参列者をお祓いいたします。
一、降神の儀(こうしんのぎ)
神様を神籠(ひもろぎ)お迎えいたします。
一、献饌(けんせん)
神様のお食事をお供えいたします。
一、祝詞奏上(のりとそうじょう)
神様に工事の奉告ならびに工事の安全を祈願いたします。
一、四方祓の儀(しほうばらえのぎ)
土地、地縄の四隅をお祓いいたします。
一、地鎮の儀(じちんのぎ)
一、地鎮の儀(じちんのぎ)
土地に鎌・鍬・鋤を入れます。
刈初の儀(かりそめのぎ) 鎌・・・・・・設計者
穿初の儀(うがちぞめのぎ) 鍬・・・・・お施主さん
鋤入れの儀(すきいれのぎ) 鋤・・・・・施工会社
一、鎮物埋納の儀(しずめものまいのうのぎ)
土地の神様へのお供え物を盛土の中にお埋めいたします。
一、玉串奉奠(たまぐしほうてん)
玉串をお供えし安全を願い拝礼します。
一、撤饌(てっせん)
お供えした神饌をお下げします。
一、昇神の儀(しょうしんのぎ)
お迎えした神様をお送りいたします。
一、神酒拝戴(しんしゅはいたい)
参列した皆様で、お下げした神饌(御神酒)を戴きます。

地鎮祭の冊子をお施主様にお渡しさせて戴いております。地鎮祭は、開始から約30分のお祭りとなります。日程等が決まりましたらお早めに神社へご相談下さい。