座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

注連縄(しめなわ)

2016年05月27日 | 神社知識・作法・歴史

昼を過ぎて雨は止みましたが、境内は落ち葉と、また交換する直前という事もあり注連縄が古びているのが目立ちます。

境内の注連縄は末社のお供え物と共に毎月1日・15日に交換する倣いですが、土日を前に一度交換しておいた方が良いかもしれません。

 ※本殿や鳥居など太い縄は、先日総会がありました注連縄奉納同志会の皆様が毎年作って下さるものです。 研修で他県の神社に参拝した際、同志会の皆様がその神社の注連縄の出来栄えについて話し合っておられたのが印象的でした。

『注連縄(しめなわ)』は「標縄」「締縄」「七五三縄」など様々な書き方がされますが、意味は “占(し)める” 縄で、内側が神様の領域である事を知らせるという役目があります。

縄の所々に紙垂(しで)を付けたもので、物によっては「しめのこ」と言う縄からはみ出させた藁を下げているものもあります。

また、縄のはじめが太く終わりが細いものを「大根締め」、終始細身のものを「牛蒡締め」と呼びわける事もありますが、基本的には“この場合にはこの縄”と決まっている訳ではありません。

 

屋根の下になっているものは良いのですが、どうしても縄と紙で出来ていますので雨風の後は汚れてきてしまいます。 まもなく梅雨の時期でもありますので、境内の様子には気を配っていきたいと思います。