座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

酉の市

2017年11月06日 | 神社知識・作法・歴史

今日は11月初めの酉(とり)の日です。 『酉の市』が開かれている所も多いのではないでしょうか。

酉の市は元々『鷲(大鳥)神社』の祭日で、初めは武道守護の神様だったものがやがて広く開運の神様として知られるようになり、“福を掻きこむ”という意味で縁起物の熊手が売られる日へとなっていきました。

鷲神社は大阪府堺市の大鳥神社を本社としていますが、東京とその周辺に末社が多く、特に東京都浅草の鷲神社の酉の市は賑わう事で有名です。

当神社では御正月の授与品として熊手を出しています

カレンダーによっては日付の隣に十二支が書かれています。 普段はあまり気にならない部分かもしれませんが、この11月の「酉の市」、稲荷神社の祭日である2月の「午の日」、そして安産祈願の吉日とされる毎月の「戌の日」と、神社にとってはよく参照される日でもあります。

ちなみに十二支であるため12日に一度酉の日が巡ってくることになりますが、今年の様に11月の内に酉の日が3回巡ってくる年は“火事が多い”という俗信があるとか。 晴れの日が続き、空気も乾燥してくる頃です。 これからの時期、皆様も火の元には充分お気をつけ下さい。