暦の上では冬となり、境内の木々の紅葉も深まってきています。
ところで「紅葉(こうよう)」は「黄葉(こうよう)」という書き方もありますね。 葉が黄色くなるイチョウの木も、この境内には多く植わっています。 イチョウの落葉は遅い方で、今ようやく緑より黄が勝ってきたような色合いになっています。
イチョウは「銀杏」、或いは“孫の代になってやっと実をつける”ことから「公孫樹」とも書かれます。 長寿を見せる縁起の良い木として、また水分が多く容易に燃えない防火の木として寺社によく植えられるようになったという事です。
ご存知の通りイチョウの実は食用でもあり縁起物でもありますが、その匂いと処理の手間が毎年私達の悩みでした。 ですが今年は境内で大規模な剪定を行ったためか実が全くついていません。 残念に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、今年は少し楽ができそうです。