座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

井の中の蛙大海を知らず、ただ空の深さを知る

2018年02月05日 | その他

神職の資格を得るためには、実際に神社へ行き祭事の見学をしたり社務のお手伝いをする、いわゆる実地研修が必修科目となっています。

私自身も学生時代に研修で各地の神社へ行きましたが、その際に先輩神職の講話を聴かせていただく機会がありました。

神職になってからの心構え、というような内容でのお話でしたが、その中で出てきたのが表題の一言です。

 “もう知っていると思っている事でも、調べ直すと新しい発見がある。 例えば「井の中の蛙大海を知らず、ただ空の深さを知る」という言葉。 普通は前半部分しか知られていないが、後半を合わせて読むと私達神職には特に意味のある言葉になるのではないか”

お話はこの後勉強を続けていく事の大切さへと繋がっていくのですが、そのお話と“空の深さを知る神職になって欲しい”という言葉はとても印象に残っています。

 

一旦卒業して社会に出てしまうと、日々の仕事に埋もれてしまって言葉でいう以上に新たに学ぶという事が難しくなってしまいます。 今は丁度受験の季節ですが、わが身を省みてふとそんな事を思い出しました。