先日、当神社の神職の一人が県内にて開催された教養研修会「暦について」へ参加致しました。
神奈川県神社庁や地域の支部等では定期的に研修会を開き、神職の作法への習熟や知識の充実を図っています。 内容は色々ですが、やはり神事における祭式作法を主題にした「祭式研修会」となる事が多いでしょうか。
今回は暦という少し珍しい主題での研修会で、一度逃すと次はなかなか開かれません。 時折参拝の方からご質問を受けるものでもありますので、大変興味深い話を聞く事ができました。
当日いただいた資料
この鈴鹿明神社でも毎年の暦を出しております
暦はカレンダーの様に日付や行事を知らせるものですが、それ以上に “祝い事をするならどの日か” “この日は土木工事をして良い日なのか” と様々な物事をするに当たって吉凶を占うためのものでした。
そのためよく見ると大安や仏滅などの『六曜』、建(たつ)や除(のぞく)などの『十二直』、また中国の星座を表すと言われる『二十八宿』といった占いの要素が日付に並んで記されています。
研修会ではこの吉凶の読み方、年廻りにも関わる『気学』、家の吉凶を読む『家相』について学ばせていただきました。 今後の社務に活かせるよう努めて参りたいと思います。