私達神社が伝える神道という宗教は、長い歴史の中で生まれ育った創始者のいない宗教にあたります。
そのため所謂「教義」「経典」というものが決められていないのですが、それを埋めるように「神まつりとは何か」「理想の心構え、姿勢というのはどんなものか」という言葉が昔から和歌などに乗せて多く残されています。
それを月替わりで紹介しているのが社頭に出している「まことの道」です。今月は以下の一首を紹介しています。
大まかに訳すと “(外見だけではなく)心まで誠実であるならば、祈らなくても神様はお守り下さる” というものです。
簡潔に私達のあるべき姿勢を表現した歌として有名なものではありますが、誰かを安心させる言葉というよりは“こうした姿勢を目指しなさい”と背中を押すような言葉として使われる事が多いようです。
このまことの道はご自由にお持ちいただけるよう短冊形にして社頭に出しております。ご興味のある方はご参拝の際にどうぞお持ち下さい。