本日、政府主催の東日本大震災追悼式にあわせて午後2時より復興祈願祭を斎行致しました。
今年で10年という月日が流れましたが、まだ帰らな人を待つご家族や帰宅困難地域の人々などにとっては時間が止まってしまったかのような毎日だったのではないでしょうか。
自然災害に原発事故という未曽有の災害が人々のもたらしたものは計り知れません。
鐘は午後2時46分に撞きました。
壊れてしまったものを元に戻す事が復興なのか、壊れた場所に新たな芽吹きと成長を見る事が復興なのかとても難しい問題です。
壊れてしまった場所にあった文化や風習はその場所に住んでいた人が戻らないと廃れて消えてしまう恐れがありますが、かと言って帰らないという決断を誰も拒むことは出来ません。
此の災害で壊れたもの消えたものと同等かそれ以上のものが生まれてくることが復興とするならばその道筋はまだまだ先なのかも知れません。
先ずはこの未曽有の災害を忘れず、また今まで以上に被災された方々に寄り添う事が大切だと考えます。