座間郷総鎮守 鈴鹿明神社ブログ「社務日記」

神奈川県座間市入谷西鎮座、座間郷総鎮守 鈴鹿明神社の神事や日々の様子、神社の豆知識をお知らせ致します。

神前結婚式について

2017年11月13日 | 神前結婚式

本日は月曜日ではありますが七五三詣のお祝いのお子様で社頭が賑わいをみせました。

来月3日当社では神前結婚式が執り行われます。神前結婚式は広く普及するようになたのは、大正天皇の御婚儀であります。当時皇太子であられた大正天皇が皇居内の賢所で結婚式を行い、それをきっかけに翌年、日比谷大神宮(現 東京大神宮)で、皇太子の御婚儀にならい神前模擬結婚式が行われ一般にも知られるようになりました。

当社では、美容・着付け・写真と神社内の施設ですべてが整います。本殿での式次第は下記の通りとなります。

参集殿入口より、神職・巫女の先導により、本殿へ進みます。
 
修祓
報鼓の後、神職が祓詞を奏上し、新郎・新婦、参列者の皆様方をお祓い致します。
 
献饌
神様に神饌をお供え致します。
 
祝詞奏上
神職が神様に結婚の奉告と二人の門出を祝福する祝詞を奏上いたします。
 
浦安の舞奉納
巫女により、神前神楽「浦安の舞」が奉納されます。
 
誓盃の儀
新郎・新婦は、巫女より大中小三つの盃に注がれた神酒を酌み交わします。
 
指輪交換の儀
新郎・新婦は、巫女より指輪を受け、新婦・新郎の順で指輪を交換致します。
 
誓詞奏上
新郎・新婦は、神前にて、巫女より誓詞を受け、結婚生活を始めるに際しての誓いの詞を奏上いたします。
 
玉串奉奠
新郎・新婦、媒酌人、親族ご代表の順に、
神前に玉串をお供えし二拝二拍手一拝の作法にて拝礼いたします。
 
撤饌
神饌を撤します。
 
一拝
最後に神前結婚式終了の挨拶として、神職に合わせまして神前に一礼していただきます。
 
12月3日は午後12時半より神前結婚式が斎行されますので、その前後、昇殿参拝の方は少々お待ち頂くこととなります。御理解賜りますようお願いいたします。

御神輿の帰還

2017年11月12日 | 氏子会・敬神婦人会・神輿保存会入谷睦

昨日11月11日早朝より、座間市と友好交流都市である福島県須賀川市に、新庁舎完成記念並びに復興祈願の神輿渡御のため当社の欅神輿が一基御渡りになりました。

本日11月12日夕刻、その欅神輿が全ての日程を終えて神社へお戻りになりました。 一泊二日、長距離の旅程となりましたが、皆様の表情は晴れ晴れとしたものです。

神輿保存会入谷睦の皆様をはじめ、氏子会、敬神婦人会、囃子保存会、氏子青年会、地元消防団とOB会の皆様の御奉仕による渡御となりました。 誠にご苦労様でございました!

これから先も東日本大震災で被害に遭われました東北地方の復興に心を寄せて願ってまいります。


白酒

2017年11月11日 | 神社知識・作法・歴史

神社に11月23日の新嘗祭でお供えするための白酒(しろき)が届きました。

このところは七五三詣の雰囲気で境内は一杯でしたが、早いもので次の祭事が目の前です。

 

この白酒は「延喜式」によると、

『白酒は神田からとれた米で醸造した原酒を、そのまま濾してつくる白色のお酒である』

と記述されており、また反対に黒酒(くろき)もございましてそちらは、

『白酒に薬灰(久佐木という草根の焼灰)を加え適度な灰色に着色したものである』

と記述されております。

白酒・黒酒は古くから新嘗祭・神嘗祭などの祭事にお供えされてきました。新嘗祭は今年の実り収獲を感謝するお祭『新(新穀を)嘗(味わっていただく)祭(お祭り)』である為、白酒などもお供えされます。

 

 


鞴祭

2017年11月10日 | 出張祭典(地鎮祭・神葬祭・他)

先日、出張祭典にて鞴祭(ふいごさい)の御奉仕がありました。

「鞴(ふいご)」とは金属を高温にして加工する際の送風機の事で、鞴祭は金属加工に携わる工場等での安全祈願の意味があります。 毎年この11月上旬にお伺いしている工場にて、今年も無事に斎行する事ができました。

鞴祭は火を使うお仕事の危険さから始まったものではありますが、昔は会社ごと、職能集団ごとにこういった御祭が行われていたのかもしれません。

御酒の振る舞いもあった昔の鞴祭に比べればそう賑やかにもできなくなったというお話ですが、伝統ある御祭ですので長く継いでいただけることを祈っております。


稲穂

2017年11月09日 | その他

暖かい天気に恵まれ本日沢山の七五三のお祝いを迎えられたお子様で境内が賑わいました。

さて10月26日に行いました稲刈りの際に今年の新嘗祭にお供えをする稲穂をいただいてきました。そちらを先日お供え出来るように綺麗に整え準備を致しました。

この新嘗祭とは、その年に収穫された物を大神様にお供えをし、新穀の実りの感謝申し上げる神事です。また¨新嘗祭¨の言葉にある嘗(なめる)は味わうという意味があり、この収穫を感謝する代表的な稲作儀礼として、その起源は稲作が始まった弥生時代頃ではないかと言われております。


来年の厄年一覧表

2017年11月08日 | その他

歳越大祓など年末年始の準備が始まる中、来年の厄年の確認をしました。

まだ二月先の事ではありますが、「平成30年」の文字を見ると一年が早いなと感じます。

表左側の「前厄・本厄・後厄」が伝統的に「厄年」とされるもので、室町時代には記述がみられるそうです。 “災いの年”というよりは“気を引き締めるべき年”というもので、“その前後の年も無関係と思わずに心身を正すように”という意味で前厄・後厄があると言われています。

また、右側の暗剣殺・八方塞は「気学」という占術から見た厄年の一種とされるものです。

来年の話をすると鬼が笑うとは言いますが… もしご不明な点がありましたらお気軽にお尋ねください。


年越大祓式準備

2017年11月07日 | 神社祭事

本日は大変気持のよい秋晴れの中、七五三詣を始め安産戌の日ともあって安産祈願のご奉仕がございました!

今年も残すところあと1ヶ月半となり、年末12月27日午後1時より斎行致します年越大祓式の郵送ご案内の準備を社務の合間に行いました。

この案内は崇敬者の皆様にお送りさせて頂くもので、氏子会の皆様には氏子会役員が自宅までお届けに伺います。新規で郵送希望の方がいらっしゃいましたら、神社までお問い合わせください。

大祓とは、氏子崇敬者中の人々の心や身体に色々なことが起こる原因を取り除き幸福と繁栄を迎えるために諸々の罪穢を祓い清め清明心を自己の内に培う神事です。

鈴鹿明神社では毎年6月30日午後3時より、12月27日午後1時より年二回大祓式を厳修し、氏子崇敬者の皆様からお預かりした人形夏越大祓では水清き河海に流し清め、年越大祓では聖浄地において御浄火にふして罪穢消滅を祈願致します。


茅の輪神事とは、神代の昔、素戔鳴尊(すさのをのみこと)様が、大勢の神々等と日本国土に住まいする人等の平和と産業の発展のため諸国を視察していたとき、ある貧しい一軒の家で(蘇民将来と云う人)一夜の暖かい待遇を受けられたことを大変感謝され「もしこの世の中に疫病(悪い病気)が流行したらチカヤをもって輪を作り腰の上に掛ければ必ず一切の悪疫から免れることが出来る」とお教え下さった。と備後風土記に記されています。この故事にならって、茅の輪の信仰が広まり現在では鳥居などに輪を作り、くぐることによって悪疫から免れると云う教えが伝わっています。

当社では、6月30日の夏越大祓の祭に茅の輪神事が執り行われます。参加自由でございますので斎行前に境内に御来社ください。


酉の市

2017年11月06日 | 神社知識・作法・歴史

今日は11月初めの酉(とり)の日です。 『酉の市』が開かれている所も多いのではないでしょうか。

酉の市は元々『鷲(大鳥)神社』の祭日で、初めは武道守護の神様だったものがやがて広く開運の神様として知られるようになり、“福を掻きこむ”という意味で縁起物の熊手が売られる日へとなっていきました。

鷲神社は大阪府堺市の大鳥神社を本社としていますが、東京とその周辺に末社が多く、特に東京都浅草の鷲神社の酉の市は賑わう事で有名です。

当神社では御正月の授与品として熊手を出しています

カレンダーによっては日付の隣に十二支が書かれています。 普段はあまり気にならない部分かもしれませんが、この11月の「酉の市」、稲荷神社の祭日である2月の「午の日」、そして安産祈願の吉日とされる毎月の「戌の日」と、神社にとってはよく参照される日でもあります。

ちなみに十二支であるため12日に一度酉の日が巡ってくることになりますが、今年の様に11月の内に酉の日が3回巡ってくる年は“火事が多い”という俗信があるとか。 晴れの日が続き、空気も乾燥してくる頃です。 これからの時期、皆様も火の元には充分お気をつけ下さい。


三連休最終日

2017年11月05日 | その他

この三連休雨の心配をしておりましたが、三日間とも晴天に恵まれ気持ちの良いお祝いにふさわしい日となりました。

この三日間で沢山のお子様にお掛けいただきました

こちらの絵馬は七五三の御祈祷の際に授与品と一緒にお頒けしております。御祈祷受付は午前9時~午後4時30分となります。またご予約は承っておりませんので上記の時間の間でしたら何時でも結構ですので皆様のご来社お待ちしております。

さて先日11月1日に当社宮司・権禰宜が所属しております神奈川県神道青年会の稲刈りに権禰宜が行ってまいりました。天候の影響により順延されておりました、当日は汗ばむ位の青空が棲み渡る秋晴れの中行う事が出来ました。

半日程の作業となりました

神奈川県神道青年会の方もこの後一週間程天日干しをし後日脱穀の作業へと移ってまいります。


御神田の収穫・脱穀作業

2017年11月04日 | 氏子会・敬神婦人会・神輿保存会入谷睦

初夏に御田植祭が行われました御神田で先日めでたく稲刈りが終わり、本日脱穀作業(稲穂から米殻を取り離す作業)が行われました。

注連縄奉納同志会の皆様を中心に、氏子青年会の方も加わっての作業です。 最近は週末というと雨に見舞われていましたが、今日は秋晴れの空に恵まれ無事に作業に入る事ができました。

 

今回収穫されたお米は新嘗祭(にいなめさい)収穫を感謝するお祭の際に大神様にお供えを致します。またこの後は12月に玉造・注連縄造と続いてまいります。

本日脱穀にあたられた皆様、誠にご苦労様でございました!!


祝 七五三詣

2017年11月03日 | 七五三詣

本日より三連休!天候にも恵まれ多くの七五三詣のお子様で境内が賑わいを見せました。

七五三は11月15日を中心に、三歳の男女児、五歳の男児、七歳の女児が、無事に七五三を迎えられたことを神様に奉告し、これからのご加護を祈ります。かつては三歳の「髪置」、五歳の「袴着」、七歳の「帯解」などが行われていました。

本日お祝いを迎えられた皆さん誠におめでとうございます!

当社の駐車場に関しましては、土日祝日は警備員を配置しておりますので、その指示に従ってお車をお停め下さい。


神奈川県神社庁相模中央支部『神宮大麻・暦頒布始奉告祭』

2017年11月02日 | 社外活動

本日、神奈川県神社庁相模中央支部『神宮大麻・暦頒布始奉告祭』が山口支部長(大和市 深見神社宮司)を斎主として当社御神前にて斎行されました。本日は当社職員が副斎主と典儀(てんぎ・・・司会)、舞姫を務めさせて頂きました。

来年のお正月に伊勢の神宮の御札が頒布されます。それまでに伊勢神宮また神奈川県神社庁、そして本日この県央地区(座間市・大和市・海老名市・綾瀬市・厚木市・愛甲郡)からなる神職の支部にて頒布を始めるに当たり奉告祭を行い、お正月には各ご家庭に新しい御札が頒布されます。

 先ず修祓(しゅばつ)・・・祭典に先立ちお祓いを行います

献饌(けんせん)・・・お供え物を献じます

次に斎主祝詞を奏上致します 

次に『浦安の舞』を奉奏致します 

次に斎主玉串を奉りて拝礼 

次に参列者を代表し水島副支部長(厚木市 林神社宮司)玉串を奉りて拝礼 

水島副支部長に併せて支部神職同拝 

次に相模中央氏子総代会 石井会長(当社総代長)玉串を奉りて拝礼、併せて総代会役員同拝 

最後に斎主 山口支部長より山本副支部長(座間市 座間神社宮司)へ神宮大麻・暦を授受 

以上をもちまして滞りなく祭典を執り納め致しました。お正月には皆様のもとへ新しい力のこもった御札が届けられることとなります。


月次祭並びに平成29年11月祭事予定

2017年11月01日 | 神社祭事並びに行事予定

本日、7時より霜月月次祭を斎行し、国の隆昌と氏子崇敬者の安寧を御祈念申し上げ致しました。

早いもので今年も残り2カ月となり、肌寒くなってきました。今月は七五三詣のお祝いのお子様で境内が賑わいを見せそうです。

修祓の儀

宮司祝詞奏上

宮司玉串奉奠

禰宜による講話

月次祭執り納めの後、禰宜による「感謝」についての講話を行いました。

平成29年11月神社祭事予定となります。02日、23日ともに14:45~15:30まで本殿にて祭典がございますのでご祈祷の方は少々お待ち頂きますことご了承下さい。

 01日(水)07:00~月次祭
 02日(木)15:00~相模中央支部神宮大麻・暦頒布始奉告祭
 07日(火)安産戌の日
 15日(水)07:00~月次祭
 19日(日)安産戌の日
 23日(木)15:00~新嘗祭