すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

恐ろしく長かった1周年記念日

2007-06-06 02:06:51 | ひとりごと
 先にも書いたが、6月5日は1周年記念日だった。私は超早出のため、朝4時半起床。洗濯物を干して、出勤。一日働いて家路へ。
 幼なじみのナースが、自宅に同窓会の打ち合わせに来た。食事をして、ふたりで中学時代の同級生の消息をたどった。友人から友人へ連絡をつないで、結構成果はあった。
 翌日も早いのだし、そろそろ置こうかと思っていたが、学生時代のアルバムを取りに離れに行ったとき、父の寝室から母を呼ぶ声。
 これは何かあったと、部屋を訪ねてみると、思いがけず下痢にみまわれた父が便失禁。運悪く安定剤を服用していた日だったため、足が効かない。布団の中で汚物にまみれている状態である。慌ててポータブルトイレに座らせる。シーツを換えたり、着替えをしたり、身体を清拭したり・・・。
 ところが、うちの父だけでなくキヨちゃんまでもがぐでんぐでんの状態である。声を掛けても揺すっても、意識は遥か遠くにあり、全くからだが効かない。手伝ってもらえないばかりか、非常に邪魔になる状態でいた。どうやら、コレステロールの薬を処方してもらった医師に、母も安定剤を処方してもらっていたようだ。探して見てみると、父の安定剤など軽いもの、即効性の強い安定剤である。冗談じゃないぞ!ぜ~ったい、服薬禁止だ!医師にも釘をさしておかなければ・・・。
 気の毒だったが、たまたま居合わせた友人に助けを求めた。ひとりではぐでんぐでんの老人二人はとても手に負えなかったのである。
 汚れた衣類などを手洗いし、洗濯機で二度洗い。手助けしてもらった友人にもシャワーを使って貰う。私もシャワーを・・・。彼女が家路につけたのは、1時である。
 ありがたい話である。友だちとはいえ、誰が夜中に友人の父親の便失禁の後始末や介護を手伝ってくれるというのだ。
 そして、私は今、乾燥機の終わるのを待ちながら、記念すべき1周年記念日の一日遅れになったブログを更新している・・・。
 ああ!まだまだ波乱な日々はつづく。
コメント (2)
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