キヨちゃん退院決定！

　今日は休みだったが、とにかく家の用事がはかどらないので、くりりんの仕事が終わってから一緒に病院へ行き、帰りに食事して帰ろうということになっていた。
　朝窓を水洗いし、家の周りの側溝をデッキブラシで掃除。枯葉の掃除。花畑の草取りなどをしていると、親戚の姉ちゃんがこっそりと畑を耕しに来てくれた。有難い話である。私では手入れも分からない。
　良いお天気だったので、布団も干せた。本当は自分のメンテナンスもしたいし、カラーもしたかったのだが、とりあえずしなくてはいけない用事があって出掛けた。
　金融関係や病院の用事を済ませて買い物していると、キヨちゃんの病院から電話。
　「今日いらっしゃると聞いたので。実は退院が出来る状態なのですが、ご本人が自信が無いとおっしゃって。出来ればドクターと話をして今月中に退院をしていただきたいのですが。」
とのこと。とりあえず、18時に約束をした。
　戻って洗濯物を取り込んだりしながら、おかずを作っていた。弱火でコトコト煮ていたが、この時期カメムシが多く、手間取っているうちにちょっと焦げ付かせてしまう。あ～あである。
　くりりんが戻ってから一緒に病院へ。ちょうどキヨちゃんは夕飯中だった。とりあえず、初めてつけたぬか漬けを差し入れる。
　　　　　　

　食事が終わってから、主治医や看護師や理学療法士を交えてのカンファレンスとなった。いつものようにキヨちゃんは、全く聞こえていない癖に誰よりも聞いてます風に相槌を打つ。そこで、私がいちいち通訳をした。
　結局、リハビリは順調で、経過も良く、これ以上の入院は必要が無いという結論だった。勿論、家に帰って無理をする事は前提ではない。徐々に生活に慣れ、徐々に家の事をすることでリハビリになる。これは私も賛成である。
　ただ、キヨちゃんの不安も分かるので、訪問リハビリを検討したいとお願いした。何か続いていればキヨちゃんも納得がいくのだろう。
　とりあえず、日を決めることに。
　「すいません。次の休みが１日と５日なんですが、母がゲンを担ぐので１日が大安で良いかと。」
と１日に決めた。ゲンを担ぐ話にスタッフちょっと笑う。耳が遠いキヨちゃんに、
　「１日に退院に決めたよ。」
と言うと、
　「日は何の日？」
と言うので、スタッフに大受けだった。
　「大安。」
　「ほんならええわ。」
　と言うわけで、キヨちゃんの退院が決まった。まあ、一安心。

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