３月１４日の社説は・・・

北陸新幹線開業です！

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 与党安保協議―ああ、つじつま合わせ　
・　辺野古移設―作業を止めて対話せよ

読売新聞
・　与党安保協議　機動的な対処が可能な法制に（2015年03月14日）
・　北陸新幹線開業　効果持続へ地域の魅力高めよ（2015年03月14日）
　
毎日新聞
・　沖縄との対話　首相側から呼びかけを NEW (2015年03月14日)
・　「大阪都」住民投票　判断材料を十分に示せ NEW (2015年03月14日)

日本経済新聞
・　集団的自衛権への支持広げる努力を
・　北陸の持続的成長のばねに

産経新聞
・　北陸新幹線開業　地域を元気にする契機に
・　不適切教材　独り善がりの指導やめよ
　
中日新聞
・　辺野古調査強行　民意となぜ向き合わぬ
・　財政健全化計画　ご都合主義は通用せず

※　左派系３紙が沖縄、そうでない３紙が北陸新幹線を取り上げました。
　ある意味象徴的です。
　　
　ここでは不適切教材を取り上げます。

「文部科学省が、学校の授業などで不適切な教材を使わないよう通知を出した。」

通知は、３月８日のこのブログで紹介しました。

「学校教育法で教科書のほかに副読本や教員の自作のプリントなど「有益適切」な補助教材を使うことが認められている。」

「今回は教育基本法などの趣旨に沿っているかや、児童生徒の心身の発達段階に即しているか、特定の見方や考え方に偏っていないかなど留意事項をあげた。」

その通りです。

「公立中学の社会科の授業で教諭が「日本海（東海）」と表記した地図を掲載したプリントを配る例も起きている。「東海」は韓国側が主張する呼び方で、国際的に通用していない。補助教材の使用にあたり校長の許可を得て教育委員会に届けるルールも守られていなかった。」

「日本海（東海）」と表記した地図で、「なぜ（東海）と書かれているの？」という発問は、国と国の間にある問題を考えさえることに繋がります。

その次が問題です。

「補助教材の使用にあたり校長の許可を得て教育委員会に届けるルールも守られていなかった。」

これは違います。
補助教材は届け出が必要ですが、「補助教材の使用を全て事前の届出や承認にかからしめようとするものではなく」と通知に書かれています。
当然です。授業で使うプリントを全て届け出ていたら、教育委員会の仕事はパンクします。

「また過激組織「イスラム国」が日本人人質を殺害したとする画像を授業で見せる例も相次いだ。」

確かにモザイクのないものを意図的に見せたのなら問題です。
ただ、報道された事案のほとんどは、モザイクがかけてあるものや、子どもが検索している中で偶然見てしまったものが大半です。
モザイクのあるものはテレビでも使われています。
そんなことより、報道を気にして、イスラム国について伝えない方がより深い問題です。

「興味本位で扱っても、命の大切さや時事問題への関心を高めることにはけっしてつながらず、悪影響が懸念される。」

教師が正しく伝えないと、子供が興味本位にネット等で見て、悪影響に繋がるのです。

「独善的な指導は多様な見方や考え方を損なう。」

全くその通りです。
しかし、何が「独善的」か、考える必要があります。