にをいがけからはじめよう

おみちに引き寄せられて25年。
落ちこぼれようぼくだけど精いっぱいのにちにち。

過去の人になる前に

2022年10月25日 20時12分53秒 | にをいがけ・おたすけ
天気はくもり。今日は12月の寒さと予報では言っていたので
急いで上着を出した。防虫剤のにおいを飛ばして着ていった。
しかし街の人々はそこまで厚着をしておらず。


一軒、繋いでいるお宅へ行かせていただいた。今日は用事があって
これから出かけるという。ちょっとイチジクが気になっただけなので
すぐに帰ることを伝えた。
まだ少し時間があるからといい、コーヒーを入れてくれた。
例によって苦くないコーヒーだ。いつも私にも飲みやすい
コーヒーを入れてくださる。
「なんかお茶のみに来たみたいですみません。」恐縮だった。


”毎日誰かがおさづけキャンペーン”のおさづけのお願いしてみようか、
どうしようかと頭の中で考えていたときに、
『天理教元気にやっているの?』と聞いてくれた。
てっきり、お道全体のことを心配してくれているのかと思った。

他宗教が世の中を賑わしていることもあるし、こういう布教活動も
ますます風当たりが強くて大変なんだろうと思ってくれたのかなと
瞬時に思ってしまった。

なので、
「!!今、うちの教会はみんな勢いがあるんだよ!」
『そうなの?!』
ここから、某婦人さんの身上がなんとか助かっていただきたいと
いう思いから、毎日必ずおさづけをさせて頂けるようにとにをいがけに
歩かせていただいているんだよ、ということを説明させてもらった。
実際はもっと詳しく話しさせてもらいました。

(今日は時間がないけど)また今度近いうちにおさづけをさせて
いただきたいことをお願いしたら、承諾してくださった。
この方々はいつも元気なので今までおさづけとか思わなかった。
最近、旅行に行かれたようでこれからもたのしめますように。

こっちがどうしようと思っていたら、あちらから聞いてきて
くれて切り出しやすいきっかけをくれた。気持ちよく送り出して

いただいて、身体も温まって暑くなった。
上着はいらなかったようだ。





線路に沿って一戸建てを回り始めた。昔来たことがある。
なつかしい。学生達の駅に向かう通り道のようだった。

ある家の表札に名前と一緒にワンちゃんとウサギのイラストが
掘ってあった。「うさぎも飼われているんですか?」と
インターホン越しに聞いた、その自分のしぐさが昔、
流行っていた刑事ドラマの古畑任三郎のようになっていたので、
「そういえば、俳優さんも年をとってすでにお出直しをされて
しまっているんだー」
と考え始めてしまった。映像の世界では年をとらないで若いまま。
その現実に寂しさを覚えてしまった。自分も64だし・・・・
そう遠くないこの世を去るときのことを想像した。

自分はどんな風に出直したいのか。
にをいがけ中に頭の中がいっぱいになってしまった。
いまやっていることもほんの一瞬のことなんだ。
急にこの時間がとても意味のあることのように思えてきた。