ばったりと道で会ったお腹の大きな妊婦さん。
妊婦さんに声をかけるのは、久しくなかったので、どうしようかなって
迷っていたけど、
「予定日もうじきなんですか~~?」
と、いきなり声をかけさせてもらった。
「おさづけをさせてください」といきなり伺った。
『は?』とキョトンとしていた妊婦さん。「自分は天理教の信仰をしてて
お産の神様なので、安産できるように神様にお願いをさせてもらってもいいですか?
2~3分で終わるんです。どこかベンチに座って。。。」
安産祈願はもう済まされているかと思いますけど、、とも付け加えた。
させていただける運びになった。けど、
名前は教えてくれるけど、住所は主人の手前教えられないとのことだ。
おさづけで神様にお願いをするのに、伺いたいだけなんだけど、
無理みたいで、このとき、「では、住所はいいです」と言葉をひっくり返したら、
なんかいい加減みたいだって思って・・・そんなことを考えてしまい、
それは言えなかったんだよな・・。させてもらえそうだったのに、できないってことで
思わず妊婦さんの丸いお腹をさすって小さな声で「なむてんりおうのみこと」って
3回繰り返して、つぶやいてしまった。「お詫び」と「頑張れ」と「親神様お願いします」
と、藁をもつかむ思いで、おさづけじゃないけど、そんな行動をしてしまったです。
もう何とも言えない感情が湧いてしまったんだよね。
『ありがとうございます!』と彼女。
ひょっとして、それがおさづけだと思ったかもしれない。カタチはおさづけじゃないけど、
受ける気持ちを持ってくださったことは、きっと良かったんじゃないかなって思う。
『声をかけてくださって、ありがとうございますヽ(´▽`)/』と笑顔で言ってくれた。
嬉しかったなぁぁ。やさしい気持ちの持ち主なんでしょうね。
また会わせていただきたいです。
あとで、思い出した。
嵐山で戸別で会ったおばあさんにおさづけをさせてもらう際に
名前を聞いたら、苗字だけしか教えてくれなくて。ずいぶん粘ったけど、
恥ずかしいからって言えないって。『子』がついているみたい。昔は、珍しいんでしょうね。
でも、そのときは自分でもよく言えたなって思うのだけど、
「じゃあ苗字と年齢、住所で神様にお詫びをしながら、
おさづけのお願いさせていただきますね。」と、臨機応変にさせてもらったことがあった。
そんなこと、自分で浮かばせてもらって、やっていたんだなって。
歩いているからこそのひらめき。そう思わせていただきました。