息子と孫たちのお盆の帰省、3月の連休以来だから5カ月ぶりか。
体格的にさほど変わってないように見えるけど、話す言葉や内容はちょっと成長しとるように感じる。
のは、ジジ馬鹿のせいか。
孫娘は4歳、機嫌の起伏はあるけど、上機嫌の時なのか空想物語を延々としゃべり続けている。
ウェンディとかが出てくるからベースの話は「ピーターパン」らしい。
とことどころに聞いたこともない人物が登場したり、家族が登場したりして笑ってしまう。
「桃太郎」をリクエストしたら、大筋は押さえながら枝葉の部分はオリジナルの桃太郎を話し切った。
思わず「すごいね~」と褒めてやった。
このまんま頭に浮かんだことを自由に物語れるままに育って欲しいと思うが、
そうした能力は何時の間にか消えてしまって、誰もが知る「ピーターパン」や「桃太郎」の話しか
できんくなっていくんだろうな~。
それって、なんでなんだろう。
誰かが矯正してしまうからなんだろうか。
とっても朧げな記憶だけど、3歳とか4歳の頃の自分も勝手に空想的な物思いに耽ってたような気がする。
小学校2年生の時だったか、参観日の授業で、折り紙から丸い円を切り出すという課題があった。
折り紙にコップをあてて丸くなぞって、他の子たちは紙の端からハサミで切っていって丸を切り出した。
僕は、丸くなぞった線にハサミの先っちょを差し込んで折り紙から丸を切り抜いた。
折り紙に丸い穴が開いたので、そこにコップを差し込んでヒラヒラさせて悦に入ってた。
帰宅後、参観日に来てた父親からこっぴどく叱られた。
他の子と違うことをしてふざけた素振りだったから叱られたと、微かに記憶している。
自分じゃ誰もしてないことを自分で考えてやったという高揚した気分だっただけに、
叱られたのはかなりショックだった。
父親からは、これ以外にも自分としてはよくできたと思ったことを酷評どころか叱られたことが多々あった。
僕にとって父は偉大な反面教師として皮肉な言い方感謝している。
息子や孫たちの自由さとかオリジナリティー、多少人と違っても「スゴイな~」と思うのである。
もちろん、やっちゃいけんことや人に迷惑かけちゃいけん事には怖がられるくらい叱るけど。
鳥取県湯梨浜町の燕趙園
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