梅雨明けた。
でも、突然の激しい雨・・・ま、梅雨の雨とは違う。
火曜日頃だったか、朝、セミがわんわんと鳴いているのに気付いて、「あ、これって梅雨明けか~?」と思うた。
あの鳴き声を聞くだけで、体感温度が3度くらい上がりそうで汗が出る。
んでもって、7月最終の土日…早いもんだ。
普段の平日は親父をデイサービスで預かってもらうことにしている。
が、外泊にも慣れてもらったほうがええかもと思い、ショートステイを月一度くらい利用してみようと6月に初めて利用した。
今から10年前、呼吸困難で緊急入院した時、病院に泊まることが理解できず、家に帰ると駄々を捏ねまくって病院も家族も大変な苦労を味わった。
ベッドに拘禁するほどの暴れ様で、2晩くらい一睡もせず帰る帰ると暴れては駄々を捏ねていた。
そうした過去もあって、家族としては、外泊にはかなりの不安がある。
もし、帰ると聞き分けがつかない状態になったら、お泊りを中断して迎えに行かねばならんかなとも覚悟の送り出しだった。
結果としては、ショートステイサービスの人たちが上手にあやしてくれたのだろう、翌日の夕方、無事に送り届けられて安堵した。
ただ、連絡事項の所見欄には、
「帰りたい、帰りたい、なんで泊まらないけんだいな、と何回か繰り返されてましたが、食事もきちんと食べて夜はぐっすり休まれました」
とあった。
あ~、家に帰りたかったんだな~寂しかったんだな~と胸を締め付けられそうになった。
「父ちゃん、すまんかったな~」と思う心の片隅に「でも、おばあちゃんを施設に入れっぱなしにしたんだよな~」との記憶が明滅する。
今の親父には、そうした記憶も薄れただろうし、因果応報を言うつもりもないけど、おばあちゃんの晩年を思うと更に切ないものがある。
んで、昨日土曜日が2回目のお泊り体験
家に帰りたいという気持ちを募らせてたらと思うと、やっぱり心穏やかではないが、割り切りも必要だと思うことにした。
いずれは、自分からお泊りに行くと言い出してくれはせぬか、とも思うが、、欲はかくまい。
案ずるよりは産むが易し…か、親父は日曜日夕方、何事もなく帰宅してきた。
所見には、あれほど嫌がっていた施設での入浴も介助を受けて風呂に入ったとか…進歩だ、大進歩だ。