御代代わりで10連休に突入したけれど、我が家の日常にさほどの変わりはない。
銀行や病院や役所が休みになるとか…、でも、コンビニでもスーパーでも普段と変わりなく働き続けてる人がいて…
天野邪気気質がむくむくと湧きおこり、御代替わりや10連休といった世の喧騒についていけない自分がいる。
正確には、世の喧騒についていかないと言ったほうがいいかもしれない。
田んぼには、去年の秋に脱穀して放置したままの稲わらがあって、代掻きをするのにはその稲わらを始末せにゃいかん。
昔ながらの手切りの押切りで稲わらを刻んでは田んぼにまき散らす。
重ねた稲わらの下のほうは腐りかけ、上にあるのは脱穀したてのように乾燥したままのやらを弟と二人で黙々と片づける。
去年、脱穀した後にちゃちゃっとやっときゃよかったな、などと話したが、、、、
お袋が倒れて、それどころじゃなかったんだと二人して思い返した。
親父は日付の認識ができず、カレンダーと新聞の日付を交互に見て何やら考え込むようなことを毎日朝晩繰り返している。
弟たちと先々の予定を話し合うために、今月と来月のカレンダーを並べて貼っているのだけど、
親父は、2カ月並んだカレンダーを見て混乱するのかどうか、ある日、今月のカレンダーが剥がされてた。
親父には何も言わず、元通りに貼り直すのだけど、親父の行動は変わらない。
「今日は4月28日、明日は29日」と話しかけてもええのかもしれんが、まぁ、親父にも自尊心があるのだから…と黙って見ている。
村の回覧を見てはカレンダーに行事を書き込んではいるけど、記憶に残らんから毎日確認しているようだ。
そもそも、今日が何月何日なのかが認識できんから、自分でも何が何やら分からんのじゃろうな~
休日でも弟は仕事や役員をしているバレーボール行事で家を留守にする。
ディサービスがなくて家にいる親父に朝飯、昼飯、晩飯を作って、自分と弟の食事も作って食べて片づけて…
明日は広島に帰って、息子たちが明後日帰省してきて、ひととき賑やかに過ごして、、
10連休だからといって特別なこともなく過ぎていくのだろうと思う。