内閣改造と拉致問題担当大臣(R5.9.13)
令和5年9月13日水曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1247号。
岸田改造内閣の顔ぶれが発表されましたが、とりあえず思うところを率直に。
第2次岸田第2次改造内閣が今日発足しました。⇩
こちらは昨日の報道です。⇩
動画でも述べておられますが荒木さんが一番注目するのは「拉致担当大臣」でしょう。
拉致担当大臣は今回も官房長官が兼任です。
いつから多忙な官房長官と兼任するようになったのでしょう。
調べてみると2017年(平成29年)8月3日からの第3次安倍内閣 (第3次改造) - Wikipedia
からで、菅義偉官房長官が兼任したのが最初です。
しかし、なぜ多忙な官房長官と兼任にするのか大いに疑問です。
本気で拉致被害者を取り戻す気があるのか、と思ってしまいます。
今回も官房長官は留任で松野さんが担当になります。
松野さんは巷では「棒読み松野」と揶揄されるぐらい、まるでロボットの様で、
荒木さんが「感情がない」と仰るのも頷けます。
とは言うものの、荒木さん曰く官房長官との兼務も悪くはないと。
つまり官房長官の下に官房副大臣や拉致担当副大臣が拉致問題を専門にし、
それも比較的若手でやる気のある人が拉致問題事務局を動かし、
必要なものを官房長官にあげ、そこから全省庁に支持をしていく、そんな仕組みにすればいいのだそうです。
う~ん、そうなのですか。。。。
私は省庁の内部事情を知らないので、拉致担当が官房長官兼務では拉致問題を疎かにしていると思っていました。
荒木さんの考え方もあるのですね。
効率的に動くには兼務の方がいいのですか。そういうものなんでしょうかねえ。
いずれにしても、担当大臣はやる気があるかどうか、本気かどうか、そしてそれだけの時間的余裕があるかどうかです。
膠着状態の拉致問題です。
蓮池さん達の帰国から20年も経つのに何も進展していません。
このままでは日本は拉致問題はどうでもいいのだと北朝鮮に思われてしまいます。
やはりここは日本が本気を出しているというメッセージが必要だと思うのです。
例えば「日本は拉致問題解決に本気だ、何としても拉致被害者を取り戻すぞ」との強い意思を示して欲しいのです。
拉致被害者家族会は今年2月には「拉致被害者が帰国するなら人道支援に反対しない、と表明しています。
しかし金正恩は昨日には訪ロしプーチンとも会談をしています。
日本が「人道支援をするから被害者を開放して欲しい」と言ったところで金正恩は無視するでしょう。
今、露朝が接近し、ロシアが食糧支援をするなら日本からの支援など不要ですから。
話が前後しますが、今日の改造内閣ではサプライズ人事はなかったですね。
私、以前から秘かに思っていたのですが、松原仁さんの拉致担当大臣です。
あり得ないのかもわかりませんが、それでも松原さんは今のところ無所属です。
今まで議員でない人が大臣に就任した事もあります。
ですからうまい具合に?立憲民主から離党中の松原さんなら拉致担当大臣も可能ではと。
松原さん程、拉致問題に熱心だし、北朝鮮への圧力を度々述べておられます。
国内外へのメッセージが必要です。
岸田内閣は拉致問題に本気だとのメッセージです。
一応、拉致問題解決は最重要課題だと繰り返し岸田さんは述べていますが、
どうも口だけのような感じがしてなりません。
正に「口だけ番長」そのものです。
「ええっ! 岸田さん凄い!! 水面下で交渉をしていたとは、知らなかった!!」
そう叫ぶ日が来て、拉致被害者が次々帰国してくる映像を見れる日がいつか来ることを。
近い将来、日本中で歓喜の声があちこちから聞こえてくる日を待ち望みます。