【コメ】海外への輸出量が過去最高に 国内で品薄状態続く中
昨日、このニュースを見て驚きました。
スーパーの棚にはコメが無い、あっても2、3袋ぐらいしか残っていません。
それなのに、米を輸出していたとは。
よく考えると、それも有りですね。
販路を開拓する意味でも海外に売る、なにせインバウンドの所為で米不足と言われているのですから、
それだけ海外に方にお米の美味しさを分かってもらえている証拠なのです。
米を作り過ぎたら値崩れが起こる、と言ってましたが、それなら海外に輸出すればいいのに、と。
でも既に輸出していたとは。。。考えが至りませんでした。
輸出するお米はあるのに、日本国内には無い。
外国人より日本人でしょ。
でも坂本農産大臣は輸出米を国内には売れないと言っていました。
こういう事だったのですね。⇩
コメの1〜7月輸出量、23%増の2万4469トンで過去最高…輸出用は国内向けに転用できず(読売新聞) - goo ニュース
政府の補助金にひも付けられた輸出用は国内向けに転用できない。
その理由は? ⇩
●輸出用には10アールあたり最大4万円の補助金を支払っている。
●補助金を交付したコメは用途が決められており、国内向けに出荷すると返還を求められる。
その前に食生活の洋風化などにより日本のコメ需要は減少し、2018年から減反政策を止めています。
●しかしその後も生産量を抑えてきた。
減反政策を止めても生産量を抑えるって?? その理由が記事にないのでよくわかりません。
恐らく、減反政策でもコメ余りは解消できなかったのでしょうし、
減反への補助金が財政を逼迫させたのではと思います。
その前に1998年の平成の米騒動で政府の政策に批判が集まると共に海外から緊急輸入をした為、
それまでのコメの輸入拒否を転換しコメの自由化に踏み切ったのです。
日本の主食であるコメ。
日本人なら日本産のお米を食べたい。
しかし時代と共にコメをあまり食べなくなった日本人ですからコメが余る。
でも天候不順や災害への不安で米を買い溜めし、市場が混乱し、
その結果、買いたいのにお店には売っていないのです。
本当に難しいです。
また農業従事者の高齢化により、更におコメの供給が不安定になるでしょうし、
荒れ果てた田んぼを見るに忍びないです。
この辺で発想の転換が必要ではと思います。
農業の大規模化でコストを下げ、収量を上げる方法。
個人でのコメ作りは限界に近付いています。
農業の法人化による効率化を図り、国内供給の安定化と輸出も考えて収入の増加。
そんな政策を考えてもらいたいです。
観光業に頼るのは心許ないです。
また輸出も中国向けは慎重にすべきです。
外交上優位に立とうとする時には、理由をこじ付けて輸入禁止をするような国です。
台湾からのパイナップル輸入、そして日本からの海産物全面輸入停止。
これらの事から日本は学習すべきです。
中国相手だと儲けも大きいと、安易に中国と貿易するのは危険だと理解すべきです。
令和のコメ不足。
そろそろ解消してもらいたいです。
また輸出米には補助金があると知ったのですが、中間マージンなど発生していないのか気になるところです。