木村忠啓の大江戸百花繚乱

スポーツ時代小説を中心に書いている木村忠啓のブログです。

チャラい話

2010年04月13日 | 日常雑感
ある人(女性)のブログを読んでいたら、「飲み会で隣に座ったおじさんの話がチャラくて退屈だった」という下りがあった。

最近、自分の話が薄っぺらになって来たような気がしていた自分にとっては耳が痛い言葉であった。

自分も薄っぺらな話をしてしまうと前置きしておきながら、こんなことを言うのも気が引けるのだが、最近は、「チャラい話」か「うざい話」のどちらかしかできない人間が多くなってきているように思う。

考えてみれば、勤め人は社内でも、得意先など他社の人間と会話しているときも、大抵が「チャラい話」をしている。
営業マンが得意先に行って、まず話すのは季節の話題だとか、昨日の野球の結果だとか、趣味の釣りの話だとか、チャラい話のオンパレード。まずは無難な枕話で口を湿らせてから商談に入るのが常道とされている。
仕事が終わって会社の人間と飲みに行けば、滔々とした上司の説教あり、同好の徒にしか分からないオタクな話あり、どうでもいい人事ネタあり、うざい話が行列するようになる。
とくに、オジサンほどこの傾向は強く、オジサンはチャラい話か、うざい話、または仕事の話しかしていないと断言してしまっても、的はずれではない。

(オジサンの会話公式)
商談 =チャラい話+仕事の話
飲み会=うざい話+仕事の話

しっかりとした生き方をしていれば、チャラい話をせずに済む、という論旨で書き始めたのだが、それではチャラくなくても、うざい話になってしまうかも知れない。
想像力を持って、自分の話がどう聞かれているかを考えれば、チャラくなったり、うざくなったりする確率は減る。
その代わり、無口な人と呼ばれるようになるかも知れない。

とかく、この世は住みにくい。

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