ミカンの袋 2007-05-06 19:55:52 | Weblog 今回は次の課題に移行する前に一休み・・ということで,ミカンの袋の顕微鏡写真を載せます。果肉の入った半月形の袋が閉じている縁に垂直に皮を切り取って撮影しました。左は通常の顕微鏡写真,右は偏光顕微鏡写真(偏光子と検光子を直交した状態で1λの検板を挿入)です。左の写真で黒っぽい筋状の構造(右の写真で茶色)の構造は厚いところで,袋の縁側から伸びています。袋が果肉で一杯になっても壊れないよう,袋を補強する役割を果たしています。 ミクロラボ Π(パイ)
カレイの尾ひれ(7)先端部分の偏光顕微鏡写真 2007-05-06 15:03:38 | Weblog 前回示した尾ひれの先端部分の偏光顕微鏡写真です。ひれを右斜め上方向に向けると空青色に加色されているので,この方向にタンパク質の分子鎖(コラーゲン)が配向し,ひれの長さ方向の強度を高めています。 長さ方向に強く,硬い棒状の構造が柔軟な成分で連結されてひれを構成しています。 ミクロラボ Π(パイ)
カレイの尾ひれ(6)ひれの先端部分の顕微鏡写真 2007-05-06 14:43:42 | Weblog カレイの尾ひれの先端部分の通常光による顕微鏡写真です。ひれの先端に近づくと急に細くなり,先端が2本に分かれてくるりと巻いています。この部分は生きていたひれの中では伸びきっていたのが,タンパク質を除いて乾燥している間に巻いたのかも知れません。このようなひれの先端構造はひれのひらひらした微妙な動きを可能にしているのでしょう。 ミクロラボ Π(パイ)