フキノトウの雌花の束1個を低倍率工学顕微鏡で拡大して撮影した超マクロ写真です。雌しべの柱頭は全体としてハート型であり,中央でくびれて蝶の羽のような形です。柱頭は長い花茎に支えられています。花茎は数十本束ねられた状態で薄緑色の膜で包まれています。
ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭
3月に入ると北陸でも春の気配が感じられるようになります。フキが生えている畑の片隅でフキノトウが顔を出しました。フキノトウはフキの花芽のことで,薄緑色の苞に幾重にも包まれています。そのほろ苦い味は早春の味です。この写真のフキノトウは雌株です。雌しべが数十本づつ束ねられており,それがさらに20~30本集まっています。雌雄異株ですが,この付近では見当たりませんでした。
ミクロラボΠ(パイ)-SABAE ポリ亭(T.T)
ミクロラボΠ(パイ)-SABAE ポリ亭(T.T)