カレイのうろこの通常光による顕微鏡写真です。ここでは,”釘”のような構造に注目しましょう。これはうろこの根元にあった”釘”が抜け落ちて,偶然うろこの上に乗っているところです。この構造は偏光顕微鏡で直交状態で1λの検板を入れる空青色になるので,高分子鎖が釘の長さ方向に配向していることが分かります。この釘のような構造の頭のところはうろこの根元に引っかかり,針側が皮膚に突き刺さっています。カレイ表面を包丁で左右にがさがさ動かすと,うろこが容易にはがれて脱落するのはそのためです。
ミクロラボ Π(パイ) ポリ亭 参照:”高分子-ミクロの世界-”(Yahoo!ブログ)
ミクロラボ Π(パイ) ポリ亭 参照:”高分子-ミクロの世界-”(Yahoo!ブログ)
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