タビラコを構成する1個の小花を取り出して撮影しました。小花の中央から雌しべが生えてきています。この写真で見える範囲の雌しべの上部はこげ茶色で太くなっています。タビラコを肉眼で見たとき黒い点々が見えるのはこの部分を上から見るためです。
ミクロラボΠ(パイ) ポリ亭
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タビラコは花弁のように見える小さい花の集合体です。その1本を引き抜いて根元の部分を拡大した超マクロ写真を載せます。根元には円環状の凹みがあり抜けにくい構造になっています。
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◆ 春の七草の一つコオニタビラコ(小鬼田平子:ホトケノザ)はタビラコともいいます。本ブログではタビラコという名称を使うことにします。直径が2センチメートルくらいの黄色の小花をつけます。地面に貼りつくように葉を平らに広げていくのでこのように称するそうです。七草粥に入れて食べるのは花が咲く前の若葉です。
◆ タビラコの花弁は約9ミリメートル。約20本の花弁の中にそれぞれの中に雌しべが収まっています。花を上から眺めたとき中央付近に黒い斑点のように見えるのは,雌しべの中央付近に黒い鞘があるためです。
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◆ タビラコの花弁は約9ミリメートル。約20本の花弁の中にそれぞれの中に雌しべが収まっています。花を上から眺めたとき中央付近に黒い斑点のように見えるのは,雌しべの中央付近に黒い鞘があるためです。
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ちょっと見にくいのですが,緑色の円形の雌しべは背が高いので完全に焦点ボケしています。焦点を合わせたのはその根元にある4個の嚢ですが,これらは雄しべだと思います。雄しべの嚢はまだ薄膜で覆われています。雌しべが受粉した頃に薄膜が破れて花粉を放出するのでしょう。
ミクロラボΠ(パイ) ポリ亭
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レンギョウの雄しべの超マクロ写真を載せます。雄しべは中央の背の高い雌しべの足下付近にあります。たっぷりと花粉が吹き出るのを待っているようです。自家受粉でないとすれば背の高い雌しべが他の花の花粉を受粉してから,自分の花粉を外に吐き出すのでしょうか。
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レンギョウの花は下向きに咲きます。今回は斜め上方向から撮った雌しべの超マクロ写真を載せます。柱頭は二つに分かれています。それぞれがほぼ円形です。しっかりした太い花柱で支えられています。
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