北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

姨石(おばいし)に・・・・立ちもせず

2014-05-21 13:58:08 | 旅行
翌朝、月の名所と云われる長楽寺に寄らなかったことを思い出しナビにセット。
前日走った道を どんどん戻る。驚かされた上山田温泉の芝居小屋の前も通り抜けて姨捨SAの直下まで戻った。
こんなことなら、昨日寄っておくのだったと後悔しても土地勘がないのだから仕方が無い。
ナビに誘導された場所には寺など見当たらないので、車を余地に停めて歩いていた奥様に尋ねると、車を停めた場所が丁度 寺の裏門に相当するらしい。

本堂の位置などを尋ねると、奥様が横の岩の上へヒョイヒョイと上がって手招き。


私も崩れそうな石の上を何とか上がってみると、何と乗っているのは姨石とか云う長楽寺の一角にある岩で、裏から見るとそれ程でもないが上から見るとかなりの高さ。


足下の岩は不安定で崩れそうなザラザラ石で、思わず手を付いて四つん這いになりたくなったが、


奥様は平気な顔で歩き回り「あれが本堂で、こちらが棚田よ」と周辺の説明を始めた。私は返事をするものの足が動かない。

(木の向こうに見えているのが棚田)

頭だけ少し動かして見ているフリ。膝だって伸びないまま。

奥様の友人が来たようで、急に下の方から声がかかり「じゃ~ね~」と云って駆け下りて行ってしまった。


一人取り残された私。足が動かないのでユーターンが出来ない。
カエルのように這いつくばって、口にカメラの紐を咥えて必死に・・・・下りる。

何とか生還し、一息入れて・・・・・長楽寺の本堂へ。



朱印帳も忘れずに持参して記帳してもらう。


様々な人がここで歌を詠んでいるようだが、私のお気に入りはこれ。


「姨山や ここらが杖の置処」


そして私が詠んだのは これ
「姨石に 膝も震えて 立てもせず」 しばらく小さくなったままだったから
「立てもせず」にしようか「立ちもせず」にしようか迷ったけど・・・・