安乗崎へ行った後、今までに一度しか食べたことのない(それも少量しか・・・)伊勢海老を食べたいと思いながら、
道の駅 伊勢志摩で「伊勢志摩御膳」なる伊勢うどんや松阪牛入りミンチカツ、刺身が並んだ少し豪華な食事をしてしまったために
伊勢海老を諦めた。
サミット会場ともなった あの志摩観光ホテル横を通過し、15000円もするらしい日本一高い伊勢海老カレーはどんな味なのだろうと
想像をしながら賢島大橋を渡り、海沿いを走って愛洲の館へ到着。
この辺りは昔、伊勢の豪族 愛洲氏の居城があった所だが、知りたいのはそんなことより陰流の祖と言われる剣豪 愛洲移香斎のことだ。
柳生新陰流で有名な柳生石舟斎の師で 新陰流を伝えた上泉信綱のさらに師と云われる達人が この愛洲移香斎だ。
剣豪小説が好きな私は胸躍らせて館の中へ入ったのだが、館内撮影禁止。
面白くないなぁ・・・・・撮影禁止は。
私の老いた脳みそでは 見たものは次々と記憶の外へ逃げてしまうのだ。
だから、せめて撮影して記憶に留める手段としたいのだが、それが禁止されてしまうと わざわざ来た意味が無くなる。
五ケ所湾の眺めが良い南海展望公園で大パノラマを楽しみ、日暮れ前に着いたのが「鬼ケ城」
駐車場に車を置いて崖に沿った道を進んだのだが、見たことも無い奇岩の連続に、高所が苦手な私は腰が引けながらもシャッターを押し、何処まで続くかわからない崖沿いの遊歩道を進んでいたら、突然『この先通行止め』の文字。
もう先へ進まなくても良い理由が見つかり、少しホッとして駐車場へ引き返した。
道の駅 パーク七里御浜で車中泊することにした。
車を降りてふと見ると「北海道らーめん」の看板。
北海道の味に飢えていたので夕食は迷うことなく これに決まった。
暖かそうな店に飛び込んで「北海道ラーメン」と注文したら、「あの・・・・・浜海道らーめん ですけれど・・・・・」と云われた。
なるほど よく見たら「浜海道」だ。
まぁ良いや、一字しか違わないのだから、少しは北海道の味はするだろう。