補陀洛山寺を見つけたので寄ってみた。
テレビドラマやサスペンスにも登場するので、知っている方も多いと思うが、あの補陀洛渡海で知られた寺だ。
かつて、生きながらに南海の浄土を求めて小舟に乗り、捨て身行を行った僧たちがこの寺の近くから渡海したらしい。
さて、熊野三山の一つ、熊野速玉大社は新宮市街にあった。交差点から曲がったらすぐ神社と云った感じだ。
きれいに掃き清められた平らな参道を進むと苦労することなく本殿に参拝できた。
あまりに あっけなかったので熊野の正倉院と云われる神宝館に入ったのだが、やっぱり撮影禁止で私のメモリーには残らなかった。
熊野本宮大社へは、大きな岩がゴロゴロしている熊野川沿いの道を35キロも走らなければならなかった。
鳥居の奥には熊野大権現の幟が並ぶ石段が見えた。
一つ一つ数えながら158の石段を上がると、拝殿が迎えてくれた。
神殿は5つあり、参拝の順番も決まっているらしいのだが、どこも行列なので大変だ。
だから、スーパーで空いているレジに並ぶ要領で途中の順番を少し変えたけれど神様の事だから許してくれるさ。
この熊野本宮から徒歩5分余ほどの所に大斎原(おおゆのはら)と云う聖地がある。
洪水で流されるまで熊野本宮大社があった場所だ。
そこには高さ34メートル、日本一の大鳥居が建っているのだが、その先にある旧本宮社地は やっぱり撮影禁止で残念だがカメラの電源を落とした。