北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

あれは絶対、投げキッス

2021-10-11 21:00:38 | 日記
※昨日の続き
ノロッコ号が塘路駅へ停まっている間に、今度は少し先にある踏切付近で撮ろうかと思い車を進めたら、何とそこには立派な一眼カメラを持つ女性が一人。

最近は女性カメラマンが増えたが、高級機種を持つ人は珍しい。
もしかしたら、私が時々行くカメラ店の方だろうかと声を掛けた私。

「あの・・・・・●●店の美人店員さんですか❓」
カメラ店の女性店員さんの顔は忘れたけれど優しくて美人なのだ。

つい出てしまった「美人」と云う言葉に反応した女性は「違いますよぉ」と云いながら少しクネクネ。

その時迫ってきた列車のライト。



あんな明るいライトが付いていただろうかと不思議に思いながらカメラを構えたら、ノロッコ号にしては、スピードが速い。

彼女はノロッコ号ではなく、この列車を待っていたのだろうか。

とにかく慌ててシャッターを押し、目の前を通り過ぎた車体にもカメラを向けた。



釧網線を、こんなスピードで動く車体を初めて見た。



あれは一体何だったのだろう。
彼女に訊こうとしたら既に車の運転席に座り、ニコッと私に微笑んでアクセルを踏みながら「投げキッス」をしたように私には見えた。

帰宅してスリスリに高速で消えた列車のことを調べて貰ったら、JR北海道・JAL・JTBで連携した特別貸切列車、「HOKKAIDO LOVE! ひとめぐり号」だと分かった。

色々ツアーパターンはあるらしいが、基本3泊4日でバスも利用しながら北海道を周るとか。

珍しいものを見た興奮を引き摺ってついでに湿原を見下ろす細岡展望台へ向かった。

途中、路肩で丹頂を見つけた。



達古武湖に群れているのはオオバンのようだ。



細岡展望台にはレンタカーで廻っているらしい二組の男女。



新コロナのこの時期、皆がよそよそしい。



挨拶も会話も、当然投げキッスも無いまま湿原を見下ろし、無口の観光客は坂道を下って行った。